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2019年3月の記事一覧

若手ワークショップ 「ポスト革命期ロシア文化のまなざし」

日本ロシア文学会主催若手ワークショップ
「ポスト革命期ロシア文化のまなざし」のお知らせ

日本ロシア文学会主催の若手ワークショップ「ポスト革命期ロシア文化のまなざし――革命から大テロルまで」を開催致します。足をお運びいただけますと大変幸いです。

日時:2019年3月30日(土)14時開始
会場:早稲田大学戸山キャンパス 36号館6階681教室
事前申込不要

【報告】
北井聡子(ロシア国立人文大)「1920年代ソ連における「新しい女」・性・家族」
古宮路子(日本学術振興会)「書きかえられた結末――オレーシャ『羨望』とポスト革命期ソ連の検閲」
大武由紀子(北海道大)「生産芸術運動のピーク(1928年-1930年)とそのフィナーレ(1931年-1935年)――アジテーション芸術家・Г. クルーツィスと「10月」協会」

【コメント】
梶山祐治(東京福祉大)、佐藤貴之(東京外国語大)

【司会】
伊藤愉(北海道大)

代表 古宮路子(日本学術振興会)
アドヴァイザ 八木君人(早稲田大)

詳細はこちらのフライヤーをご確認ください。

第10回スラヴ・ユーラシア研究東アジア大会への参加の呼びかけ

第10回スラヴ・ユーラシア研究東アジア大会への参加の呼びかけ

すでに様々な形でお知らせが届いているかとは思いますが、第10回スラヴ・ユーラシア研究東アジア大会は、今年は6月29日?30日に、東京大学本郷キャンパスで開催されます(組織委員長池田嘉郎東大准教授、事務局長松里公孝東大教授)。

現在、報告申し込み受付中です(締め切りは3月20日)。この大会の日本における主催者はJCREESですが、日本ロシア文学会はJCREES加盟学会の一つですので、これは日本ロシア文学会が主催の一翼を担うものでもあります。

詳細は以下のページをご参照ください。


これは2015年に幕張で1300人の参加者を集めて開催されたICCEESの東アジア版という位置づけですが、日中韓モンゴル、カザフスタンなどの他、ロシア・コーカサス・中欧・西欧・アメリカなどからも多くの参加者が集まる国際学会です。参加者数は100ー150人を見込んでいます。

この学会はスラヴ・ユーラシア研究の全分野を包含する総合的地域研究の学会で、日本ロシア文学会員の皆様の専門領域ももちろん、この学会の対象となります。社会科学や歴史だけでなく、ロシアの言語・文化から、日露文化交流や比較文化などもすべて歓迎します。

日本で行われる国際学会としてはかなり大規模な、重要なものであり、来年モントリオールで開催予定のICCEES世界大会への跳躍台ともなるべきものです。

日本ロシア文学会会員の皆様の積極的な参加を期待します。国際的な構成によるパネル形式を基本としますので(ただし個人報告も可能)、この機会に、ご自身と研究上の交流のある海外の研究者を日本に呼んでパネルを組むといったこともお考えください。

何か疑問などありましたら、遠慮なく私までお問合せ、ご相談ください。

第10回スラヴ・ユーラシア研究東アジア大会組織委員会副委員長
東京大学
沼野充義

シンポジウム「外国語教育の未来を拓く」

シンポジウム
第7回外国語教育の未来を拓く:多文化共生のための多言語・複言語教育

開催趣旨:
21世紀のグローバル社会の最大の課題の一つは多言語・多文化共生社会を築いていくことです。その共生社会の実現に向けて、「多様な価値に対する寛容な心を持つ社会の担い手」の育成に対する社会的要請が、かつてなく高まっています。

2013年以降、国内外のさまざまな外国語教育の関係者が一堂に会する本シンポジウムにおいて、私たちは、日本における多言語・複言語教育の未来を拓くための具体策を練り、意見交換する場を毎年継続して提供してきました。一方、多言語・複言語教育を促進するために、多方面にわたる関係者に具体的な提案を行い、粘り強く働きかけを行ってきました。その甲斐もあり、この数年間で多言語・複言語に対する世間の関心、多様な外国語教育の実践、外国語教育に関わる者同士をつなげるネットワーク、そして、多言語教育推進事業は、手応えを感じる進展を見せています。

第7回シンポジウムでは、教育行政機関をはじめ、各方面の有識者と教育関係者とともに、多文化共生のための多言語教育の重要性を再認識し、その実現のために JACTFLとして今後どのような活動の可能性があるのかを参加者のみなさんとともに考えていきます。

日時:2019 年3月10日(日)10:00―17:00
会場:上智大学四谷キャンパス6号館 http://www.sophia.ac.jp/

主催:一般社団法人日本外国語教育推進機構(JACTFL)・上智大学国際言語情報研究所(SOLIFIC)
特別協力:一般財団法人日本私学教育研究所、公益財団法人国際文化フォーラム
後援:文部科学省、外務省、東京都教育委員会
参加者:小中高校・大学の外国語教育・国際理解教育・異文化間コミュニケーション等の教育関係者、教育行政機関関係者、学校の管理職、メディア、企業関係者他

参加費用: JACTFL 会員/無料、一般/1000 円(資料代、会場整理費)

【午前の部】
◆開会挨拶◆ 10:00―10:20
山崎 吉朗   JACTFL 理事長/日本私学教育研究所
大塚 寿郎   上智大学 学務担当副学長
小野 賢志   文部科学省 外国語教育推進室長
森  晶子   東京都教育庁 指導部 国際教育事業担当課長

◆基調講演◆ 10:20―12:05
 亀山 郁夫(名古屋外国語大学学長/東京外国語大学名誉教授・前学長)
「人生百年時代」の外国語教育

【午後の部】13:00―14:45
◆パネルディスカッション◆ 教師ネットワークは多言語教育推進にどう関われるか
―韓国とアメリカの事例に学ぶ―
チョン・ヒョン(韓国外国語教育正常化推進連合 常任代表)
イム・スンギュ(韓国外国語教育正常化推進連合 副代表)
當作 靖彦(カリフォルニア大学サンディエゴ校教授)

◆分科会◆ 15:00―17:00
分科会1:教師ネットワークは多言語教育推進にどう関われるか―JACTFLのこれまでの成果と今後の可能性―

発表:文部科学省委託「グローバル化に対応する外国語教育の推進」事業
―大阪大学/慶應義塾大学/名古屋外国語大学
―実践報告
フランス語の例 櫻木千尋(カリタス女子中学高等学校)
ロシア語の例   横井幸子(大阪大学)、永沼栄理子(関東国際高等学校)

分科会2:実践報告 (1)
杉江 聡子「中国語シニア学習者と留学生の国際世代間協働によるキャンパスガイド作成」
清水 まさ志「動画とYoutubeを用いた「学び」の共有と発信―宮崎大学フランス語科目の実践―」
粕谷 雄一「英語教育と複言語教育の一体化」

分科会3:実践報告 (2)
吉川 明希「複数言語の並行学習による効果―これまでの研究発表を振り返って―」
米本  和弘「日本語話者はどのような経験をし、何を語るか―日本語話者の多様性理解のためのリソース開発の試み―」
岩居 弘樹「看護系大学における『複言語学習のすすめ』の試み」
臼山 利信、松下 聖、菅井  健太、ツィガルニツカヤ・エレナ「大学の世界展開力強化事業(ロシア)『ロシア語圏諸国を対象とした産業界で活躍できるマルチリンガル人材育成プログラム(筑波大学)』の成果と課題」