学会からのお知らせ Мероприятия ЯАР

学会からのお知らせ Мероприятия ЯАР

亀山郁夫×岡田暁生「オーケストラと近代市民社会のみた(悪)夢」

亀山郁夫さんと岡田暁生をさんをお招きし、ゲンロンカフェ初となる、クラシック音楽のトークイベントを開催します。「交響曲」をテーマに、歴史・社会の観点からクラシック音楽について対談していただきます。
すでにドストエフスキーなどのテーマでゲンロンカフェに登壇されている亀山さんですが、『チャイコフスキーがなぜか好き』などの著書でも知られるように、クラシック音楽にも深い造詣をお持ちです。今回はロシア文化と絡めながらクラシック音楽を存分に語っていただきます。そして、『西洋音楽史』や『音楽の聴き方』などの著書で知られる岡田暁生さんは、今もっともご活躍されている音楽評論家のひとり。音楽のみならず、人文科学全体を背景にした広い視点で音楽を語っていただきます。
ゲルギエフやクルレンツィスなど今活躍するロシア音楽の演奏家論も交えつつ、21世紀の私達の耳から、交響曲とロシア作曲家たちを捉え直していきます。

亀山郁夫×岡田暁生
「オーケストラと近代市民社会のみた(悪)夢――ベートーヴェンからショスタコーヴィチまでの交響曲を考える」
【日時】4月14日(金)19:00-21:30(延長の可能性がございます)
【場所】ゲンロンカフェ
〒141-0031 東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F 
03-5719-6821
【ご予約】http://peatix.com/event/245561/
【お問い合わせ】03-6417-9230 (ゲンロン事務所) info@genron.co.jp

第8回スラブ・ユーラシア研究東アジア大会のエントリー延長

2017年6月3-4日に、大韓民国ソウル市で、第8回第8回スラブ・ユーラシア研究東アジア大会が開催されますが、エントリーの〆切が2017年3月17日に延長されました。ぜひご参加をご検討ください。詳しくは次のファイルをご覧ください:Call for papers-The 8th EAC in Seoul(Revised).pdf

講演会「加賀乙彦氏、トルストイを語る」のお知らせ

3月11日(土)午後2時から昭和女子大学で、作家の加賀乙彦氏の講演会が開かれます。トルストイに関する様々なお話をうかがう予定です。日本トルストイ協会員以外の方のご参加も歓迎します(要事前申し込み。当日500円。ただし学生無料)。詳しくは添付のファイルをご覧ください。

問い合わせ先:日本トルストイ協会事務局
TEL 03-3411-6748
FAX: 03-3487-6850
E-mail tolstoy@swu.ac.jp

加賀さん講演案内チラシ.pdf

研究会 「戦間期ヨーロッパのロシア世界(ルースキイ・ミール)」

研究会 「戦間期ヨーロッパのロシア世界(ルースキイ・ミール)」のお知らせ

 【日時】2017年2月16日(木)13時15分ー17時30分
 【場所】東京都世田谷区駒沢1‐17‐18 駒澤大学会館246ビル7階会議室

【プログラム】
○第一部研究報告 司会・諫早勇一
13:15ー14:15 大平陽一「≪庵≫の亡命詩人たち」
14:15ー15:15 林由貴「ハンスとヘッセン:戦間期ロシア亡命者における教育思想の形成史」

○第二部招待講演
15:30ー16:30 司会・大平陽一
三好俊介「亡命期ホダセヴィチ詩篇を読む」
16:30ー17:30司会・鴻野わか菜
高橋健一郎「ニコライ・メトネルの生涯と音楽」

◎事前登録なしに、どなたでもご参加いただけます。詳細は次のファイルをご覧ください:研究会 「戦間期ヨーロッハ?のロシア世界(ルースキイ・ミール)」チラシ.pdf



スラ研特別セミナーのお知らせ(ポスター訂正・再掲)

スラブ・ユーラシア研究センター特別セミナー(再掲)

日時:2017年2月17日(金)16:00ー17:30
会場:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター401(4階)

報告者:Е.В. Головко (Институт лингвистических исследований РАН / Европейский университет в СПб)

題目: Русский язык и следы русского культурного влияния на Аляске сегодня

使用言語:ロシア語(通訳なし)
詳細は次のポスターをごらんください:alaska.pdf(訂正あり)

主催:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
共催1:日本ロシア文学会北海道支部
共催2:北海道大学大学院文学研究科北方研究教育センター

日露青年交流センター・若手研究者等フェローシップ

日露青年交流センター・若手研究者等フェローシップに関するお知らせ

以下,日露青年交流センターからのお知らせです。
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この度、2017年度も2016年度に引き続き若手研究者等フェローシップ≪日本人研究者派遣≫≪ロシア人研究者招聘≫プログラムを実施することになりました。

本事業は、日露両国間の相互理解の促進及び協力の発展に貢献しうる研究を行う日本人若手研究者等のロシアにおける研究及びロシア人若手研究者等の日本における研究を支援することを目的としております。

研究分野には特に制限を設けませんが、日本研究及びロシア研究をはじめ本事業の目的に資する有為な研究者の応募を期待しています。

2017年12月までに渡航する方を対象とし、応募締切りは≪日本人研究者派遣≫、≪ロシア人研究者招聘≫ともに2017年3月21日(火)正午を予定しております。

このお知らせは、当センターのホームページ (http://www.jrex.or.jp/ja/bosyu.html)上でご覧いただくことができ、応募書類はダウンロードしてそのままご利用になれます。

≪日本国内連絡先≫
〒105-0003 東京都港区西新橋1-17-14
西新橋エクセルアネックス7階

日露青年交流センター 若手研究者等フェローシップ事業係
(Tel)03-3509-6001 (Fax)03?3509-6008
担当:大久保 okubo@jrex.or.jp

以上

野町素己氏が日本学士院学術奨励賞を受賞

野町素己さんが日本学士院学術奨励賞を受賞

北海道大学の野町素己さんが第13回(平成28年度)日本学士院学術奨励賞を受賞されました。これは優れた研究成果をあげ、今後の活躍が特に期待される若手研究者を対象とした賞で、野町さんの場合は、スラヴ語学、特に西スラヴ語群に属するカシュブ語および南スラヴ語群に属するバナト・ブルガリア語の詳細かつ精密な研究と、国際学界での活躍ぶりが評価されました。野町さんは日本学術振興会賞と並んで、今年度ダブル受賞となります。詳しくは、下記の学士院サイトをご覧ください。
 

アレクサンドル・アレクサンドロフ氏公開講演会のお知らせ

アレクサンドル・アレクサンドロフ氏(ロシア文学研究所)の公開講義「「社会学と文学:20 世紀初頭のロシア・ジャーナリズムにおける新しい方法とその受容」を、2017年1月12日(木)午後6時から、京都大学文学部校舎2階第4講義室で行います。詳細は添付ファイルをご覧ください。アレクサンドロフさん公開講演会チラシ.pdf

公開講義 「20世紀初頭ロシア美術における音楽というテーマ」

千葉大学文学部・公開レクチャー
「20世紀初頭ロシア美術における音楽というテーマ」
タマーラ・ガレーエワ博士(国立ウラル連邦大学・美術文化学部・准教授) 

20世紀初頭のロシアは、革命や世界戦争を背景に、「ロシア・ルネッサンス」「銀の時代」と呼ばれる文化復興の時代を迎えました。本レクチャーでは、「芸術世界」派などの銀の時代の美術をはじめ、フランスやドイツに亡命、移住した芸術家ワシーリ−・カンディンスキー、ウラジーミル・バラノフ=ロッシネー、セルゲイ・シャルシュンなどの作品もとりあげ、美術作品における音楽というテーマ、美術と音楽との関わりについてお話しいたします。20世紀初頭ロシア文化の諸相を比較文化的な視点から掘り下げる貴重なレクチャーとなります。

どなたでも自由にご聴講いただけます。ぜひ奮ってご参加ください。ご来場をお待ちいたしております。

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日時:2017年1月11日(水)14:30-16:00 (開場 14:15)
予約不要・入場無料
ロシア語(日本語への通訳付)

講演者:タマーラ・ガレーエワ博士(国立ウラル連邦大学・美術文化学部・准教授)

司会:鴻野わか菜(千葉大学文学部・准教授)    

会場:千葉大学西千葉キャンパス アカデミック・リンク・センター1階、セミナー室(まなび)I棟
千葉市稲毛区弥生町1−33
(総武線各停「西千葉駅」より徒歩8分、京成「みどり台駅」より徒歩5分)
問い合わせ先:鴻野わか菜 E-mail:  kono@chiba-u.jp  (@を半角に変えて下さい)

主催:千葉大学文学部
協力:日本ロシア文学会

*本レクチャーは、H28年度千葉大学国際交流事業「海外との組織的教育研究交流支援プログラム」、科学研究費基盤研究(C)「現代ロシア文化における文学と視覚芸術の相互的影響の解明」の助成を得て開催されるものです。

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<タマーラ・ガレーエワ博士・略歴>

1977年、国立ウラル連邦大学文学部美術史学科卒業。1987年より国立ウラル連邦大学で教壇に立ち、現在は、美術文化学部准教授。2001年に学位論文「ボリス・グリゴーリエフの創作と20世紀初頭ロシア美術における位置」で博士号を取得。著書に『ボリス・グリゴーリエフ』、『甦った石ーエカチェリンブルクのリトグラフの歴史』等、共編著に『ウラルの映画・アニメーション作家』等がある。1920-1970年代のロシア亡命作家・美術作家についての多数の論文がある他、ウラルを中心とするロシア現代美術を専門とする。大学では、「ヴィザンチン芸術」、「西ヨーロッパの中世美術」、「ロシア亡命作家の芸術」、「エカチェリンブルクの現代美術」、「現代美術のプロジェクトのキュレーション」などの講義を担当。長年に渡ってB.U.カシキン美術館現代文化センターのセンター長を務め、エカチェリンブルクで現代美術普及に努めてきた。

公開教養講座 「ロシア、エカチェリンブルクの現代美術」

千葉大学文学部・公開教養講座「ロシア、エカチェリンブルクの現代美術」
タマーラ・ガレーエワ博士(国立ウラル連邦大学・美術文化学部・准教授) 

ロシア、ウラル地方のエカチェリンブルクから、美術史研究者でキュレーターのタマーラ・ガレーエワ博士をお招きし、ウラル地方を中心とするロシア現代美術の魅力を余すところなく語っていただきます。

日本でも注目されはじめたレオニート・チシコフ(いちはらアート×ミックス2014, 2017参加/絵本『かぜをひいたおつきさま』徳間書店)、ターニャ・バダニナ、ウラジーミル・ナセトキン(大地の芸術祭2015参加)をはじめ、まだ日本では紹介されたことのない作家も含めて、ウラル地方の様々な現代美術作家について詳しくお話し下さいます。ウラル現代美術が日本で語られる初の機会となります。

どなたでも自由にご聴講いただけます。ぜひ奮ってご参加ください。ご来場をお待ちいたしております。

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日時:2017年1月12日(木)16:10-18:00 (開場 16:00)
予約不要・入場無料
ロシア語(日本語への通訳付)

講演者:タマーラ・ガレーエワ博士(国立ウラル連邦大学・美術文化学部・准教授)

司会:鴻野わか菜(千葉大学文学部・准教授)    

会場:千葉大学西千葉キャンパス 千葉大学文学部棟1階103講義室
千葉市稲毛区弥生町1−33
(総武線各停「西千葉駅」より徒歩8分、京成「みどり台駅」より徒歩5分)

問い合わせ先:鴻野わか菜 E-mail:  kono@chiba-u.jp  (@を半角に変えて下さい)

主催:千葉大学文学部
協力:日本ロシア文学会
*本公開講座は、H28年度千葉大学国際交流事業「海外との組織的教育研究交流支援プログラム」、科学研究費基盤研究(C)「現代ロシア文化における文学と視覚芸術の相互的影響の解明」の助成を得て開催されるものです。

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<タマーラ・ガレーエワ博士・略歴>

1977年、国立ウラル連邦大学文学部美術史学科卒業。1987年より国立ウラル連邦大学で教壇に立ち、現在は、美術文化学部准教授。2001年に学位論文「ボリス・グリゴーリエフの創作と20世紀初頭ロシア美術における位置」で博士号を取得。著書に『ボリス・グリゴーリエフ』、『甦った石ーエカチェリンブルクのリトグラフの歴史』等、共編著に『ウラルの映画・アニメーション作家』等がある。1920-1970年代のロシア亡命作家・美術作家についての多数の論文がある他、ウラルを中心とするロシア現代美術を専門とする。大学では、「ヴィザンチン芸術」、「西ヨーロッパの中世美術」、「ロシア亡命作家の芸術」、「エカチェリンブルクの現代美術」、「現代美術のプロジェクトのキュレーション」などの講義を担当。長年に渡ってB.U.カシキン美術館現代文化センターのセンター長を務め、エカチェリンブルクで現代美術普及に努めてきた。

秋月準也氏が小田島雄志・翻訳戯曲賞を受賞

日本ロシア文学会会員の秋月準也氏がブルガーコフの『ゾーヤ・ペーリツ のアパート』の翻訳で「第9回小田島雄志・翻訳戯曲賞」(2016年)を受賞しま した。

「小田島雄志・翻訳戯曲賞」は毎年優れた翻訳戯曲を提供した方を対象に 小田島雄志氏本人が選考を行います。贈呈式は2017年1月10日に行われる予定です。

http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/daigakuin/daigakuin-news08.html

国際スラヴィスト会議 2018年 発表参加募集

国際スラヴィスト会議 2018年 発表参加募集のお知らせ

日本スラヴィスト協会では、2018年8月に開催される国際スラヴィスト会議への発表参加を募集します。

参加希望者は、下掲リンク先の募集要項・分科会情報に従って、お申し込みください。

募集要項:
第16回国際スラヴィスト会議募集要項.pdf
分科会情報:Tematika XVI medjunarodnog kongresa slavista.pdf
締切り:2017年1月10日(厳守)

申し込み・問い合わせ:
日本スラヴィスト協会 slavist.japan2018@gmail.com

国際若手セミナー「文学と芸術における自伝的神話」

国際若手セミナー「文学と芸術における自伝的神話」

2017年4月26ー27日、世界文学研究所(モスクワ)で若手研究者セミナー「文学と芸術における自伝的神話」が開催されます。外国の若手研究者(ポスドク・院生含む)の参加を歓迎するとのことです。

エントリー締切は2017年3月10日です。

詳しくは次のファイルをご覧ください:Инф.письмо_2017.docx

国際交流委員会

「2017年度日本ロシア文学会賞」候補ご推薦のお願い

日本ロシア文学会では、会員による研究を奨励するため、日本ロシア文学会賞を設けています。

つきましては、下記の要領で候補作をご推薦くださいますようお願い申し上げます。

1.推薦要件、対象者、対象期間について

【推薦要件】
「日本ロシア文学会賞選考要領」を参照の上ご推薦ください。

【対象者】
論文の場合は、基本的に若手・新進の学会員を対象とします。明確な年齢の基準は設けませんが、専任職に就いていない者や、大学院生などを中心に考え、過去の受賞者は対象外とします。

著書の場合は、論文の場合よりも若干年齢が高めの者、専任職に就いている者も対象とします。また、過去に論文に対して学会賞を受賞している場合も対象外にはしません。

【対象期間】
「日本ロシア文学会賞選考要領」の規定により、本年度の対象図書は、「2016年12月31日を期限とし、その期限以前およびおよそ2年以内に刊行されたもの」、論文については、「12月末日を期限とし、その期限以前およそ1年以内に発表されたもの」が対象となります。

2.【推薦書式】推薦にあたっては下のリンクから書式をダウンロードし、必要事項を記入の上、学会事務局宛に郵送またはE-mailでご送付ください。

・2017学会賞推薦書(Word)(2017_suisen.doc
・2017学会賞推薦書(PDF)(2017_suisen.pdf

3.【締切】2017年1月31日

4.【送付先】

(郵送) 日本ロシア文学会事務局
〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33 千葉大学文学部 鳥山祐介研究室気付
(E-mail)prize◆yaar.jpn.org(◆をアットマークに変えてください)

* なお送付にあたっては、郵送の場合は封筒おもてに「日本ロシア文学会賞推薦」と朱書、メール送付の場合は、件名を「日本ロシア文学会賞推薦」としてください。


学会賞選考委員長
大石雅彦

2016年12月1日

講演会「社会主義リアリズムにおける隠喩としての気象」

講演会のお知らせです。

公開講義「国内戦期はどんな天気?社会主義リアリズムにおける隠喩としての気象」
講師:ヴィクトル・ヴィユーギン氏(ロシア科学アカデミー・ロシア文学研究所)
2016 年 12月 1 日(木) 18時15分開始 
京都大学文学研究科(文学部校舎) 2階 第5講義室
聴講無料・予約不要  使用言語:ロシア語(通訳あり)

詳細はこちらをご覧ください。
ヴィユーギンさん公開講演会チラシ.pdf

講演会『トルストイの直弟子といわれた日本人―わが祖父小西増太郎』

講演会『トルストイの直弟子といわれた日本人―わが祖父小西増太郎』

小西はモスクワ大留学中、トルストイと共同で『老子』をロシア語に翻訳したことからトルストイの信頼を得、交際が始まった。

講師 吉橋泰男(実孫)

日時 12月10日(土)14:00~16:00

会場 日本記者クラブCホール(日本プレスセンタービル10階)

会費 一般3,000円 会員2,500円 学生1,800円

申込 NPO日ロ交流協会 03-5563-0626

詳しくはこちら 第42回懇話会トルストイチラシ完.pdf

 
  

日本ロシア文学会大賞(2017年度)受賞候補者推薦のお願い

日本ロシア文学会では2014年度より「日本ロシア文学会大賞」を設け、ロシア語、ロシア文学、ロシア文化の研究、教育、普及、翻訳に携わり多大な業績をあげられた会員の功績を、顕彰することとなりました。第1回、第2回はそれぞれ井桁貞義氏、吉岡ゆき氏が受賞されました。第3回は諫早勇一氏が受賞され、本年度の大会初日に授賞式と受賞記念講演が行われました。

現在、この日本ロシア文学会大賞の2017年度受賞候補者の推薦を受け付けています。会員の皆様には、下記により、この賞の受賞にふさわしい候補者を広くご推薦くださいますよう、お願いいたします。

なお推薦書の書式中「候補者の略歴」「候補者の代表的な業績」欄につきましては、お分かりの範囲で簡略に書いてくださって結構です。



1)別掲の「日本ロシア文学会大賞に関する内規」「日本ロシア文学会大賞 細則」に従って推薦する。(「学会会則規定等」のページでご覧ください。)

2)推薦募集の締め切りは2016年12月31日とする。

3)推薦書は下掲の「推薦書書式」を用いて作成する。

4)推薦書は日本ロシア文学会事務局宛に郵送あるいはメール添付で送付する。(封筒の表書きあるいはメールの標題に、推薦書であることが分かるよう明記してください。また確認のため、受領後できるだけ早く事務局より連絡しますのでご注意ください。)

日本ロシア文学会大賞選考委員会委員長 沼野充義

日本ロシア文学会事務局 連絡先
郵送:〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33 千葉大学文学部 鳥山祐介研究室内
メール:yaar◆yaar.jpn.org(◆をアットマークに変えてください)

推薦書書式:学会大賞第4回推薦書書式.docx
(書式がダウンロードできない場合は事務局にご請求ください)

国際セミナー:Beseda 2016: Russian Culture Old and New, Tradition and Evolution

12月3日(土)に早稲田大学(戸山キャンパス)にて、ロシア文学に関する国際セミナーを開きます。詳細は次のファイルをご覧ください:Programme_Beseda 2016.12.pdf

ロシアからは2名、日本からは3名の報告があります。
討論時間も多めにとっています。ロシア語での議論の練習としても良い機会とのことですので,この機会に,周囲のご同僚・院生の皆さんにてお誘いあわせのうえご参加下さい。

Beseda 2016: Russian Culture Old and New, Tradition and Evolution

The seminar will be held at Waseda University (Tokyo) on Saturday, December 3, 2016.
The aim of the seminar is to reflect upon several aspects of Russian literature and culture from the viewpoint of the interaction of Old and New, or tradition and evolution. In order to make our disscusion more fruitful, we will invite five speakers who are specialists in various time periods and research fields from Russia and Japan. It is hoped that the resulting dialogue between these experts will help open up new avenues of study and create some interesting findings. We welcome all who have interest in this subject. The seminar is supported by Japan Society for the Promotion of Science (Kakenhi No. 26284045, 26580065).

広報委員会

日本におけるロシア語バイリンガル教育の現在

2016年11月13日(日)、東京外国語大学にてシンポジウム「日本におけるロシア語バイリンガル教育の現在―学校と家庭での可能性、ポテンシャルを引き出すには」が行われます。詳細は以下のファイルをご覧ください。

Программа конференции-2016(日本語)最終.png
Программа конференции-2016.pdf

会誌『ロシア語ロシア文学研究』49号への投稿エントリー

会誌『ロシア語ロシア文学研究』第49号(2017年10月刊行予定)への、研究論文、書評ならびにパネル報告などの投稿エントリーは、2016年11月30日(水)が締め切りです。

申し込みに際しては、エントリー用紙をこちらからダウンロードして必要事項を記入し、電子メールに添付して下記のアドレス宛にお送り下さい。なお、電子メールの不具合等がないとも限りません。余裕をもって早めに申し込んでいただけると幸甚です。


査読用原稿の提出期限は、2017年1月31日(火)です。詳細については、後日,申し込みのあった方に個別に電子メールでお知らせいたします。

2016年10月20日
編集委員会

ミハイル・カラシク (Mikhail Karasik)氏特別講演

特別講演のお知らせ
ミハイル・カラシク (Mikhail Karasik)氏
(アーティスト、作家、評論家:サンクト・ペテルブルグ在住)
 
建築、100年の神話
―― 構成主義 / 新古典主義論争 ――
"Архитектурный миф столетия. Спор конструктивизма с неоклассикой"

日時:2016年11月11日(金)17:00−18:30
会場:東京大学文学部(本郷キャンパス)3号館7階 スラヴ文学演習室
The University of Tokyo, Faculty of Letters cor. 3, the 7th floor
所在地:〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
交通:地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」、南北線「東大前」などから徒歩10分
Metro:  “Hongo 3 cho-me” or “Todai-mae”
 *  予約不要。専門的関心をお持ちの方のご来聴を歓迎します。講演はロシア語日本語で行われます。No reservation needed. In Russian only.

講演内容
そのほとんどが実現しなかった神話的存在にもかかわらず、20世紀のソ連芸術を考えるうえで重要な意味を持っている「文化宮殿プロジェクト」について、自身の芸術創作実践の紹介も交えつつ、講演を行う。

研究書著作『ソヴィエト文化宮殿:建築プロジェクトのコンクール』、『ソ連版バベルの塔』
美術カタログ『レニングラードの構成主義建築』、『ヒデケリへのオマージュ』
*ラザリ・ヒデケリ(ロシア・アヴァンギャルドの画家、デザイナー、建築家。) 
Lazar Khidekel: an artist, designer, visionary architect and theoretician, who is noted for realizing the abstract, avant-garde Suprematist movement through architecture.

В этой лекции Михаил Карасик будет рассказать об одном важнейших советских художественных проектов ХХ века −− строительстве Дворца Советов, который не был реализован практически, но реализовался как архитектурный миф. По этой теме напишаны им две работы: "Дворец Советов: конкурс проектов" и "Вавилонская башня СССР", а в качестве контраста еще два альбома: "Ленинградский архитектурный конструктивизм" и "Оммаж Хидекелю".

主催・問い合わせ先 東京大学文学部スラヴ語スラヴ文学・現代文芸論研究室 電話03-5841-3847(スラヴ)

講師のプロフィール
ミハイル・カラシク Mikhail Karasik(1953年レニングラード生まれ)
サンクト・ペテルブルグ在住のアーティスト。アーティスツ・ブックの分野におけるロシアの第一人者として知られるほか,1995年にアンナ・アフマートワ博物館で開催された《ハルムス・フェスティヴァル》をはじめとするブックデザインをめぐる数多くの展覧会のキュレーター,図録の編著者として国際的に活躍。作品はロシア美術館,トレチャコフ美術館,ポンピドゥー・センター,メトロポリタン美術館などの美術館,図書館に所蔵されている。

関連サイト exhibition
"Mikhail Karasik Colour is Optics" 02/06/2015 - 09/10/2015  
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主要展覧会
■ 1990 − Литературно-мемориальный музей Ф. М. Достоевского, Ленинград;
■ 1992  Выставочный центр ?У книгоиздателя И. Д. Сытина?, Union Gallery, Москва;
■ 1993  Музей Гуттенберга, Майнц;
■ 1993  Центральный дом художника, Москва;
■ 1994  Кабинет эстампов. Музей изобразительных искусств, Женева;
■ 1995  Музей Анны Ахматовой в Фонтанном доме, Санкт-Петербург;
■ 1995  Ярославский художественный музей, Ярославль;
■ 1997  Государственный Эрмитаж. Научная библиотека, Санкт-Петербург;
■ 1998  Саксонская государственная библиотека, Дрезден;
■ 1998  Музей искусств, Чикаго;
■ 2001  Государственный музей изобразительных искусств им. А. С. Пушкина, Москва;
■ 2003  Государственный Русский музей, Санкт-Петербург;
■ 2004  Екатеринбургский музей изобразительных искусств, Екатеринбург;
■ 2007  Галерея Anna Nova, Санкт-Петербург.


アレクサンドル・ウジャンコフ博士(ゴーリキー文学研究所)特別談話会

2016年10月26日(水)16時30分−18時00分、京都大学吉田南キャンパス(総合人間学
部棟3階1306講義室)にて、アレクサンドル・ウジャンコフ博士(ゴーリキー文学研
究所教授)の《イーゴリ軍記》に関する特別談話会が開催されます。来聴歓迎です。
(ロシア語、通訳無し)
アレクサンドル・ウジャンコフ先生特別談話会(2016年10月).pdf

2016年度国際交流助成報告(その2)

ロシア文学会では2016年度、7件の国際交流助成を行いました(国際学会参加5件、公開研究会・シンポジウム等2件)。助成対象者である田中沙季氏、光井明日香氏、坂中紀夫氏、金沢友緒氏の国際学会報告を掲載します:

 田中沙季「
第31回スターラヤ・ルッサ国際学会『ドストエフスキーと現代』参加報告記」2016Tanaka_Saki.pdf
 光井明日香「第 5回大学院生のため中欧言語会議に参加して」2016Mitsui_Asuka.pdf
 坂中紀夫「ロマン・キム国際会議報告記」2016Sakanaka_Norio.pdf
 金沢友緒「第14回国際18世紀学会に参加して」2016Kanazawa_Tomoo.pdf

なお、助成報告(その1)はこちらをご覧ください。

2016年度国際交流助成報告(その1)

ロシア文学会では2016年度、7件の国際交流助成を行いました(国際学会参加5件、公開研究会・シンポジウム等2件)。助成対象者である泊野竜一氏の国際学会報告、および、鴻野わか菜氏の公開レクチャー報告を掲載します:
 泊野竜一「第40回国際学会『ドストエフスキーと世界文化』に関する報告」2016Tomarino_Ryuichi.pdf
 鴻野わか菜「アンナ・パーニナ氏公開レクチャー『映画翻訳を語る』」2016Kono_Panina.pdf

なお、助成対象の1つである国際セミナー「現代スラヴ・アスペクト研究の動向」については、金子百合子氏による報告記がすでに掲載されております。詳細はこちらをご覧ください。

日本トルストイ協会講演会のお知らせ

日本トルストイ協会では、毎年2回、3月と9月に講演会を開いています。
日時:2016年9月17日(土)午後2時開会
会場:昭和女子大学 本部館3階中会議室
講師:佐藤雄亮氏(モスクワ大学講師)「前期レフ・トルストイの生活と創作:作家の<内なる女性像>から生じた問題とその解決を中心に」
非協会員の方は事前登録が必要です。詳しくは添付ファイルをご覧ください。

非会員向けの案内チラシ.pdf

2016年度日本ロシア文学会賞・日本ロシア文学会大賞選考結果

2016年度日本ロシア文学会賞・日本ロシア文学会大賞選考結果


2016年度の日本ロシア文学会賞、ならびに日本ロシア文学会大賞の受賞者が決まりましたのでお知らせします。

日本ロシア文学会賞



受賞者(2名)

 【著書】大野 斉子 氏『シャネル№5の謎 帝政ロシアの調香師』(群像社、2015年、320頁)
 【論文】竹内 ナターシャ 氏「ソログープ『光と影』における影絵あそびとしての「演劇」の役割:「子供」と「変容」のテーマの繫がり」(『ロシア語ロシア文学研究』第47号)
 講 評(『ロシア語ロシア文学研究』第48号に掲載)
 受賞者のプロフィールと受賞のことば


日本ロシア文学会大賞

 受賞者
諫早 勇一 氏
授賞理由(短縮版)

第3回日本ロシア文学会大賞は、諫早勇一氏(同志社大学名誉教授、現在名古屋外国語大学中央図書館長・教授)に授与されることに決定した。

授賞の理由は、諫早氏が(1)ロシア文学の先駆的研究、(2)大学におけるロシア語教育、(3)学会運営の革新と充実、という三つの分野のすべてにおいて多大な貢献をしたということである。

(1)諫早氏は研究者としての経歴の初期から、従来の伝統的なロシア文学研究の世界では手薄であった比較文学的アプローチを積極的に試みるとともに、亡命文学研究の分野において先駆的な業績を次々に挙げてきた。特に、それまで事実上英語文学の専門家の領域と見なされていた亡命作家ナボコフを、初めて本格的にロシア語ロシア文学の専門家の側から研究の対象とした功績は研究史上画期的である。諫早氏の亡命ロシア研究はさらに、個別の作品・作家研究のレベルを超えて、亡命ロシア人の都市としてのパリ、プラハ、ベルリンなどを次々に研究対象として重要な著作を次々に刊行し、常に日本における亡命ロシア文化研究を主導してきた。

(2)諫早氏は1991年に同志社大学に赴任後、2013年に定年退職するまで、同大学におけるロシア語教育の発展に大きく貢献した。とりわけ1993年に同大学言語文化研究センター教授に就任以降、第2外国語としてのロシア語教育に尽力した結果、1000名を超える驚異的な数の受講生を擁するロシア語教育体制を作り上げた。その波及効果は広く関西圏全体に及び、同志社大学は関西圏のロシア語教育普及のための大きな原動力となった。

(3)諫早氏は、日本ロシア文学会の中核的な会員として、1997年から理事、監事、学会賞選考委員、学会誌編集委員、関西支部長などの要職を歴任した後、2009年から6年間にわたって副会長を務めた(さらに2011年からは、2年事務局長も兼任するという激務をこなした)。副会長の時代には様々な新機軸の実現に尽力した。

諫早氏はこれらの多面的かつ精力的な仕事を通じて同僚たちを鼓舞し、後進の世代にとって輝かしい導きの星となってきた。このような優れた研究者・大学人は日本ロシア文学会の誇りとするところであり、第3回日本ロシア文学会大賞を同氏に贈ることは、選考委員会にとって大きな喜びである。
授賞理由(正式版)と受賞のことば

日本ロシア文学会大賞選考委員会

北海道大学大学院文学研究科 准教授の公募のお知らせ

北海道大学大学院文学研究科 准教授の公募のお知らせ

北海道大学大学院文学研究科では、「ロシア語学」の分野で准教授1名(採用日:平成29年4月1日)を公募しています。

詳細については、下記の北海道大学ホームページをご覧下さい。

以上

国際会議「ロシア文学:文化・民族的伝統の対話」

国際会議「ロシア文学:文化・民族的伝統の対話」

2016年10月13---15日にエカテリンブルグで国際会議「ロシア文学:文化・民族的伝統の対話」が開催されます。

エントリーの締め切りは2016年8月末です。日本からの参加者を歓迎するとのことです。
詳しくはこちらをご覧ください:Дергачевские чтения_2016-1.doc

2016年度日本ロシア文学会北海道支部会のお知らせ

2016年度日本ロシア文学会北海道支部会(研究発表会・総会)

日時 2016年7月2日(土)14時00分ー17時30分 
会場 北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 W408教室

 (*地図の下から1/4辺りの中央です。中心の道路を下から行くと右側の建物です)
  
14時00分ー14時10分 開会 支部長あいさつ 岩本和久(稚内北星学園大学)
  
 14時10分ー16時30分 研究発表会

 14:10ー14:40 「『検察官』における古典主義演劇からの変容」(仮)
  発表:植木健二(北海道大学大学院文学研究科博士課程)
  司会:飯田梅子(札幌大学)

 14:40ー15:10 「モノ・オペラ『アンネの日記』ーーナチス時代の少女を描く「現代音楽」」
  発表:神竹喜重子(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター非常勤研究員)
  司会:宇佐見森吉(北海道大学)

 15:30ー16:00 「アルゼンチンの古儀式派作家D.ザイツェフによる『ダニール・テレンチェヴィチ・ザイツェフ自伝』出版をめぐって」
  発表:塚田力(通訳業)
  司会:大西郁夫(北海道大学)

 16:00ー16:30 「"История советской фантастики" Р.С. Каца. Ее литературное значение и отзвуки 」(ロシア語)
  発表:梅村博昭(所属なし)
  司会:佐藤亮太郎(旭川医科大学)

 16時45分ー17時30分 総会 司会:大西郁夫(北海道大学)
 1.平成27年度活動報告(理事会、および北海道支部)
 2.平成27年度会計報告
 3.その他

公開シンポジウム「セルボクロアチア語の在りし場所」のお知らせ

7月17日(日)、京都大学文学部新館第7講義室で、標記の公開シンポジウムを開催します(14:15開場、使用言語:英語、講師:ボヤン・ベリッチ氏(ワシントン大学講師)、野町素己氏(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター准教授))。

詳しくは添付のチラシをご覧ください。皆様のご来場をお待ちしています。シンポジウム7-17.pdf

東北支部 2016年研究発表会のお知らせ

東北支部 2016年研究発表会のお知らせ


東北支部 2016年研究発表会が以下のとおり開催されますので,ご案内いたします。


日時:2016年7月2日(土)
会場:岩手県立大学アイーナキャンパス 学習室3
(盛岡市盛岡駅西通1-7-1 岩手県民情報交流センター(アイーナ)7F)


詳細は次のプログラムをご覧ください:東北支部研究発表会2016.pdf


以上

関東支部春季研究発表会のお知らせ

日本ロシア文学会関東支部春季研究発表会が下記の要領で開催されます。ふるってご参加ください。

日時:2016年6月4日(土)10:50--
会場:早稲田大学(戸山キャンパス)36号館681教室

■プログラム(Word版

◆10:50-11:00 支部長挨拶
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研究報告(修士論文の部)

11:00-11:30
ナザランカ・カチャリーナ(東外大院) ジェンダー的視点から見たトルストイと有島―『アンナ・カレーニナ』と『或る女』を中心に
(司会:覚張シルビア)

11:30-12:00
安野直(早大院) リュドミラ・ウリツカヤ短編作品群における国家と性の表象
(司会:沼野恭子)

12:00-12:30
五月女颯(東大院) イリア・チャウチャワゼの「グルジア」
(司会:八木君人) 

昼食・総会(12:30-13:30)
________________________________________

13:30-14:00
阿佐遼平(東大院)『婚礼』と“ポーランド人”の民族性―エスニックな感情の源泉と行方
(司会:小椋彩)

14:00-14:30
木原槙子(東大院) ポーランド・ロマン主義における「バラードマニア」―浪漫性とバラードをめぐる議論を通して
(司会:鳥山祐介)                                                   

14:30-15:00
畔柳千明(東大院) 北京宣教団とイアキンフ・ビチューリン
(司会:三浦清美)

15:00-15:30
早川萌(東大院) 画家イリヤ・レーピンの滞仏期作品を再評価する試論
(司会:上野理恵)

休憩(15:30-16:00)
________________________________________
16:00-16:30
細川瑠璃(東大院)フロレンスキイの天動説 ―無限と不連続性を中心に―
(司会:貝澤哉)

16:30-17:00
宮内拓也(東外大院)ロシア語名詞句の統語構造と名詞句内の要素の語順
(司会:堤正典)

研究報告(博士論文の部)

17:00-17:35
阿出川 修嘉(東外大院)現代ロシア語におけるモダリティとアスペクトのカテゴリーに関する一考察:可能性のモダリティと体のカテゴリーの相関関係について
(司会:朝妻恵理子)
________________________________________
◆17:35-17:45 閉会の辞

■18:00 -- 20:00 懇親会 (会費一般4000円、大学院生3000円)

以上

特別講演 望月哲男氏「ドストエフスキーと古儀式派」

特別講演のお知らせ
望月哲男氏
(ロシア文学者・北海道大学名誉教授・日本ロシア文学会会長)

ドストエフスキーと古儀式派
――『カラマーゾフの兄弟』の教会裁判論を入り口に――




コメンテーター:亀山郁夫(名古屋外国語大学学長)
司会:沼野充義(東京大学教授)

日時:2016年5月13日(金) 16:30-18:30(開場16:00)
場所:東京大学本郷キャンパス内 山上会館 2F大会議室(定員120名)
交通:地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」、南北線「東大前」、千代田線「根津」などから徒歩10-12分。

無料・事前予約。専門的関心をお持ちの方のご来聴を歓迎します。予約は不要ですが、満席の場合は立見をお願いすることもありますので、予めご了承ください。
詳細HP: http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~slav/04event/lecture.html
 
この3月で長年の勤めを終え、多大な功績を残して北大スラブ研究センターを退任された望月哲男先生の記念最終講義は、3月末に札幌で盛大に行われました。しかし、北海道まで行くことができず、講義を聞けなかったため残念がっている人たちが東京近辺にたくさんいます。

そこで、別途東京で機会を設けるため、望月氏の母校で特別講演を開催する運びとなりました。終了後は望月さんを囲んで懇親会を行いますので、心行くまでご歓談いただければと思います。皆様のご来場をお待ちしております。

なお、講演は予約不要で、どなたでも自由に先着順に入場していただけますが、万一、満席の場合は立見をお願いする場合もありますので、予めご了承いただければ幸いです。

懇親会につきましては、当日参加も席に余裕のある限り受け付けますが、できるだけ事前に予約をお願いします
 
懇親会
講演終了後 午後7時-- Bistro Kouzo (ビストロ・コウゾウ) 
文京区湯島4-6-17(講演会場から徒歩10分)、電話050-7300-4250
    会費6000円(非常勤職・博士課程の方4000円、修士・学部学生の方2000円)
http://r.gnavi.co.jp/6v50yz8x0000/map/
予約は専用メールアドレス:slav.lecture■gmail.comまで(■はアットマーク)
 
講演趣旨(講師より)
『カラマーゾフの兄弟』の1部2編5章に登場する教会裁判論は、国家と教会の包摂関係や役割分担にかかわる議論として同時代性を持つと同時に、重要なテーマ提示機能を担っていると思われます。それはまず宗教的共同体の本質とは何か、教会と社会のかかわりはどうあるべきかという、作品の中心的関心に通じています。また同じく作品に通底する裁きのテーマ、包摂と排除のテーマ、さらに許しや寛容の問題とも関係しているように見えます。ではこの話題は、同じくロシア教会の関心事だったラスコール(教会分裂)および古儀式派の問題とどう関連するでしょうか? 講演では、この教会裁判論を入り口として、ドストエフスキーのラスコール観を語ってみたいと思います。
 
講師プロフィール
望月哲男(もちづき・てつお) ロシア文学者、1951年静岡市生まれ。元北海道大学スラブ研究センター長。北海道大学名誉教授、現在日本ロシア文学会会長、国際ドストエフスキー協会(International Dostoevsky Society)副会長。

ドストエフスキー研究を出発点に、19世紀から現代の最先端の作家ソローキンに至るまで、近現代のロシア文学の研究・翻訳に精力的に携わってきた。また北海道大学スラブ研究センターを拠点に、数々の国際シンポジウムなどを手がけ、世界的なロシア文学研究者ネットワークの構築に貢献、いくつもの共同研究プロジェクトのリーダーを務めてきた。最近は古典の翻訳にも意欲を示し、ドストエフスキー、トルストイ、プーシキンなどの清新かつ正確な新訳が高く評価されている。新訳『アンナ・カレーニナ』(光文社古典新訳文庫)は、ロシア科学アカデミー「プーシキンスキー・ドーム」が制定した「最優秀ロシア文学翻訳賞」(2010年度)を授与された。
 
主催:科学研究費 基盤研究(A)25243002「越境と変容―グローバル化時代におけるスラヴ・ユーラシア研究の超域的枠組みを求めて」

共催:東京大学文学部スラヴ語スラヴ文学研究室・現代文芸論研究室
問い合わせ先:スラヴ語スラヴ文学研究室 03-5841-3847

会場地図

染谷茂『ロシア語文法夜話 The Practical Study of Russian』

研究社『ロシア語辞典』編集者の一人である、故・染谷茂先生の本が出版されました。タイトルは『ロシア語文法夜話 The Practical Study of Russian』で、揺籃社から出版されています。(価格は¥2,500+税、248ページ)

この本は『染谷茂文法小話 Русский язык в моей жизни』という書名で1979年に美顕プリンティングから出版されたもの(絶版)に新たに2編の論文を加え、日本語表記の旧字体を新字体に改めたものです。


国際会議「世界の文化的コンテクストにおけるロシア文芸」

国際会議「世界の文化的コンテクストにおけるロシア文芸」のお知らせ

2016年4月17--20日、モスクワ近郊にてドストエフスキー基金主催の国際会議「世界の文化的コンテクストにおけるロシア文芸」があります。応募締切は2016年3月15日です。

くわしくはこちらをご覧ください: 160417Dostoevsky Fond.pdf
エントリーフォーム:160417Dostoevsky Fond application form.doc

以上

【変更あり】シンポ「今、ロシア文学を考える」

現代ロシアを代表する文芸学者、A. V. レデニョフ氏とI. A. エサウーロフ氏による講演と質疑応答

【日時】2016年3月11日(金)14:30--17:30
【場所】東京大学駒場キャンパス (旧)18号館1階メディアラボ→(新)アドミニストレーション棟 学際交流ホール
【使用言語】ロシア語(同時通訳付き)
【その他】入場無料・事前予約不要

新しい詳細はこちらをご覧ください。シンポジウムチラシA4会場等変更.pdf

朗読劇『ディブック――二つの世界のはざまで』

《ポーランド文学古典叢書》第5巻
西成彦編『ディブック/イヴォナ』(未知谷)刊行記念企画

シアターXカイ特別提携公演

dybbuk projekt
朗読劇『ディブック――二つの世界のはざまで』(S・アン=スキ作、赤尾光春訳)


日時:2016年2月4日(木)/5日(金)18:00--20:45(開場は開演の30分前)

場所:劇場 東京・両国 シアターX(カイ)

参加費:無料(各回につき定員160名)

予約受付:070-5350-1972 / e.pithecanthropus[at]gmail.com(atは@に変換してください)[赤尾]

詳細:http://jjsk.jp/news/2015/12/15/dybbuk-projekt/



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S・アン=スキ『ディブック』の刊行を記念して

2015年10月、ポーランド文学古典叢書第5巻として『ディブック/イヴォナ』(西成彦編、赤尾光春・関口時正訳)が刊行されました。『ディブック』とは、ユダヤの民間伝承に伝わる悪霊伝説を下敷きに、前世の契りによって結ばれた若い男女が辿る悲劇を描いたユダヤ演劇史上もっとも有名な戯曲です。


1920年にワルシャワでイディッシュ劇団による初演が好評を博し、1922年にはモスクワでヘブライ語劇団による上演が大反響を呼んで以来、この作品は、英語、ドイツ語、ロシア語、フランス語、ポーランド語、ウクライナ語、スウェーデン語、ブルガリア語、ルーマニア語、エスペラント語などに翻訳されて上演され、世界中の観客を魅了してきました。その反響は遠く日本にも及び、1930年(昭和5年)には、「ディブツキ」(エス・アンスキイ作)として『世界戯曲全集』(世界戯曲全集刊行會)の第39巻(西班牙・猶太劇集)に収録されています。今回の翻訳は実に85年振りの「再訳」にして、イディッシュ語による戯曲テクストの日本語訳としては初の試みとなります。


『ディブック』は、とくにロシア演劇界の鬼才Y・ワフタンゴフ演出による「ハビマ座」の上演(ヘブライ語)が世界演劇史上に残る伝説的な舞台の一つとなり、これを観たソ連映画界の巨匠セルゲイ・エイゼンシュタインは生涯忘れ得ぬ経験の一つに挙げ、ドイツ演劇界の「皇帝」マックス・ラインハルトは「これは演劇ではない、神の礼拝だ」と述べています。また、映画、ラジオ、テレビ、オペラ、バレエなどに次々と改作され、バレエ作品『ディブック』にはレナード・バーンスタインが楽曲を提供しています。


このようにユニークな遍歴を辿った作品の日本語訳の刊行を記念して、朗読劇『ディブック』の上演と東欧ユダヤ音楽の演奏会(シアターX)を開催いたします。さらに公演最終日の翌日(2月6日[土])には、記録映画の上映とシンポジウム「越境するユダヤ演劇」(東京大学本郷キャンパス)も予定しています。

このたびの企画が、失われた東欧ユダヤ世界の豊穣な文化のみならず、演劇がもつ文化的越境の可能性に触れていただける機会となれば幸いです。

dybbuk projekt代表 赤尾光春


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主催:文部科学省・科学研究費・基盤研究(B)「「ユダヤ自治」再考――アシュケナージ文化圏の自律的特性に関する学際的研究」(研究代表者:赤尾光春)

共催:大阪大学文学研究科ドイツ文学研究科

協力:未知谷、神戸ユダヤ文化研究会

本企画はJSPS 科研費 26284115 の助成を受けて実施するものです。
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プログラム:

第1部(18:00--18:50)

解説:「『ディブック』の文化的背景について」
            赤尾光春(大阪大学)

演奏会:「東欧ユダヤ音楽とハシディズムの旋律(ニグン)」
 ドレイデル・トリオ
  クラリネット:樋上千寿(オルケステル・ドレイデル)
  アコーディオン:秦コータロー
  歌:赤尾光春


第2部 (19:00--20:45)

朗読劇:『ディブック――二つの世界のはざまで』
演出:鈴木径一郎(sputnik.)
出演:岸本愉香(sputnik./第2劇場)、宮本荊(LifeR)
石田雅章(劇団イシダトウショウ)
濱本直樹(DanieLonely)
江本真里子、小中太、赤尾光春