学会からのお知らせ Мероприятия ЯАР
亀山郁夫×岡田暁生「オーケストラと近代市民社会のみた(悪)夢」
亀山郁夫さんと岡田暁生をさんをお招きし、ゲンロンカフェ初となる、クラシック音楽のトークイベントを開催します。「交響曲」をテーマに、歴史・社会の観点からクラシック音楽について対談していただきます。
すでにドストエフスキーなどのテーマでゲンロンカフェに登壇されている亀山さんですが、『チャイコフスキーがなぜか好き』などの著書でも知られるように、クラシック音楽にも深い造詣をお持ちです。今回はロシア文化と絡めながらクラシック音楽を存分に語っていただきます。そして、『西洋音楽史』や『音楽の聴き方』などの著書で知られる岡田暁生さんは、今もっともご活躍されている音楽評論家のひとり。音楽のみならず、人文科学全体を背景にした広い視点で音楽を語っていただきます。
ゲルギエフやクルレンツィスなど今活躍するロシア音楽の演奏家論も交えつつ、21世紀の私達の耳から、交響曲とロシア作曲家たちを捉え直していきます。
亀山郁夫×岡田暁生
「オーケストラと近代市民社会のみた(悪)夢――ベートーヴェンからショスタコーヴィチまでの交響曲を考える」
【日時】4月14日(金)19:00-21:30(延長の可能性がございます)
【場所】ゲンロンカフェ
〒141-0031 東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F
03-5719-6821
【ご予約】http://peatix.com/event/245561/
【お問い合わせ】03-6417-9230 (ゲンロン事務所) info@genron.co.jp
第8回スラブ・ユーラシア研究東アジア大会のエントリー延長
早稲田大学・専任教員(ロシア語・ロシア文化)の公募
早稲田大学教育・総合科学学術院複合文化学科の専任教員(ロシア語・ロシア文化)を公募しています。
詳しくは下記のURLをご覧ください。
JREC-IN
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D117020598&ln_jor=0
第8回スラブ・ユーラシア研究東アジア大会のお知らせ
The 8th East Asian Conference in Korea.pdf
関西支部 会報(2016/2017)No.1掲載のお知らせ
次のリンクから御覧ください:『関西支部 会報』(2016/2017)No.1
講演会「加賀乙彦氏、トルストイを語る」のお知らせ
問い合わせ先:日本トルストイ協会事務局
TEL 03-3411-6748
FAX: 03-3487-6850
E-mail tolstoy@swu.ac.jp
加賀さん講演案内チラシ.pdf
研究会 「戦間期ヨーロッパのロシア世界(ルースキイ・ミール)」
○第二部招待講演
スラ研特別セミナーのお知らせ(ポスター訂正・再掲)
主催:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
日露青年交流センター・若手研究者等フェローシップ
以下,日露青年交流センターからのお知らせです。
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この度、2017年度も2016年度に引き続き若手研究者等フェローシップ≪日本人研究者派遣≫≪ロシア人研究者招聘≫プログラムを実施することになりました。
野町素己氏が日本学士院学術奨励賞を受賞
ゴンチャロフ国際会議のお知らせ
アレクサンドル・アレクサンドロフ氏公開講演会のお知らせ
公開講義 「20世紀初頭ロシア美術における音楽というテーマ」
どなたでも自由にご聴講いただけます。ぜひ奮ってご参加ください。ご来場をお待ちいたしております。
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*本レクチャーは、H28年度千葉大学国際交流事業「海外との組織的教育研究交流支援プログラム」、科学研究費基盤研究(C)「現代ロシア文化における文学と視覚芸術の相互的影響の解明」の助成を得て開催されるものです。
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公開教養講座 「ロシア、エカチェリンブルクの現代美術」
日本でも注目されはじめたレオニート・チシコフ(いちはらアート×ミックス2014, 2017参加/絵本『かぜをひいたおつきさま』徳間書店)、ターニャ・バダニナ、ウラジーミル・ナセトキン(大地の芸術祭2015参加)をはじめ、まだ日本では紹介されたことのない作家も含めて、ウラル地方の様々な現代美術作家について詳しくお話し下さいます。ウラル現代美術が日本で語られる初の機会となります。
どなたでも自由にご聴講いただけます。ぜひ奮ってご参加ください。ご来場をお待ちいたしております。
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日時:2017年1月12日(木)16:10-18:00 (開場 16:00)
問い合わせ先:鴻野わか菜 E-mail: kono@chiba-u.jp (@を半角に変えて下さい)
秋月準也氏が小田島雄志・翻訳戯曲賞を受賞
「小田島雄志・翻訳戯曲賞」は毎年優れた翻訳戯曲を提供した方を対象に 小田島雄志氏本人が選考を行います。贈呈式は2017年1月10日に行われる予定です。
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/daigakuin/daigakuin-news08.html
2016 - 2017年度国際交流助成のお知らせ
以上
国際スラヴィスト会議 2018年 発表参加募集
日本スラヴィスト協会 slavist.japan2018@gmail.com
国際若手セミナー「文学と芸術における自伝的神話」
エントリー締切は2017年3月10日です。
詳しくは次のファイルをご覧ください:Инф.письмо_2017.docx
国際交流委員会
「2017年度日本ロシア文学会賞」候補ご推薦のお願い
学会賞選考委員長
2016年12月1日
講演会「社会主義リアリズムにおける隠喩としての気象」
公開講義「国内戦期はどんな天気?社会主義リアリズムにおける隠喩としての気象」
講師:ヴィクトル・ヴィユーギン氏(ロシア科学アカデミー・ロシア文学研究所)
2016 年 12月 1 日(木) 18時15分開始
京都大学文学研究科(文学部校舎) 2階 第5講義室
聴講無料・予約不要 使用言語:ロシア語(通訳あり)
詳細はこちらをご覧ください。
ヴィユーギンさん公開講演会チラシ.pdf
講演会『トルストイの直弟子といわれた日本人―わが祖父小西増太郎』
講演会『トルストイの直弟子といわれた日本人―わが祖父小西増太郎』
小西はモスクワ大留学中、トルストイと共同で『老子』をロシア語に翻訳したことからトルストイの信頼を得、交際が始まった。
講師 吉橋泰男(実孫)
日時 12月10日(土)14:00~16:00
会場 日本記者クラブCホール(日本プレスセンタービル10階)
会費 一般3,000円 会員2,500円 学生1,800円
申込 NPO日ロ交流協会 03-5563-0626
詳しくはこちら 第42回懇話会トルストイチラシ完.pdf
日本ロシア文学会大賞(2017年度)受賞候補者推薦のお願い
現在、この日本ロシア文学会大賞の2017年度受賞候補者の推薦を受け付けています。会員の皆様には、下記により、この賞の受賞にふさわしい候補者を広くご推薦くださいますよう、お願いいたします。
なお推薦書の書式中「候補者の略歴」「候補者の代表的な業績」欄につきましては、お分かりの範囲で簡略に書いてくださって結構です。
2)推薦募集の締め切りは2016年12月31日とする。
3)推薦書は下掲の「推薦書書式」を用いて作成する。
4)推薦書は日本ロシア文学会事務局宛に郵送あるいはメール添付で送付する。(封筒の表書きあるいはメールの標題に、推薦書であることが分かるよう明記してください。また確認のため、受領後できるだけ早く事務局より連絡しますのでご注意ください。)
国際セミナー:Beseda 2016: Russian Culture Old and New, Tradition and Evolution
ロシアからは2名、日本からは3名の報告があります。
The seminar will be held at Waseda University (Tokyo) on Saturday, December 3, 2016.
日本におけるロシア語バイリンガル教育の現在
Программа конференции-2016(日本語)最終.png
Программа конференции-2016.pdf
枠を広げて:札幌での第66回大会を振り返って
広報委員会
会誌『ロシア語ロシア文学研究』49号への投稿エントリー
ミハイル・カラシク (Mikhail Karasik)氏特別講演
日時:2016年11月11日(金)17:00−18:30
講演内容
研究書著作『ソヴィエト文化宮殿:建築プロジェクトのコンクール』、『ソ連版バベルの塔』
主催・問い合わせ先 東京大学文学部スラヴ語スラヴ文学・現代文芸論研究室 電話03-5841-3847(スラヴ)
講師のプロフィール
主要展覧会
アヴァンギャルド国際学会のお知らせ
詳細は次のファイルをご覧ください:20161112. Seminar.doc
アレクサンドル・ウジャンコフ博士(ゴーリキー文学研究所)特別談話会
部棟3階1306講義室)にて、アレクサンドル・ウジャンコフ博士(ゴーリキー文学研
究所教授)の《イーゴリ軍記》に関する特別談話会が開催されます。来聴歓迎です。
(ロシア語、通訳無し)
アレクサンドル・ウジャンコフ先生特別談話会(2016年10月).pdf
学会誌『ロシア語ロシ文学研究』第48号掲載のお知らせ
関東支部報34号掲載のお知らせ
2016年度国際交流助成報告(その2)
田中沙季「第31回スターラヤ・ルッサ国際学会『ドストエフスキーと現代』参加報告記」2016Tanaka_Saki.pdf
光井明日香「第 5回大学院生のため中欧言語会議に参加して」2016Mitsui_Asuka.pdf
金沢友緒「第14回国際18世紀学会に参加して」2016Kanazawa_Tomoo.pdf
なお、助成報告(その1)はこちらをご覧ください。
2016年度国際交流助成報告(その1)
なお、助成対象の1つである国際セミナー「現代スラヴ・アスペクト研究の動向」については、金子百合子氏による報告記がすでに掲載されております。詳細はこちらをご覧ください。
日本トルストイ協会講演会のお知らせ
日時:2016年9月17日(土)午後2時開会
会場:昭和女子大学 本部館3階中会議室
講師:佐藤雄亮氏(モスクワ大学講師)「前期レフ・トルストイの生活と創作:作家の<内なる女性像>から生じた問題とその解決を中心に」
非協会員の方は事前登録が必要です。詳しくは添付ファイルをご覧ください。
非会員向けの案内チラシ.pdf
2016年度日本ロシア文学会賞・日本ロシア文学会大賞選考結果
2016年度日本ロシア文学会賞・日本ロシア文学会大賞選考結果
日本ロシア文学会賞
受賞者(2名)
【著書】大野 斉子 氏 | 『シャネル№5の謎 帝政ロシアの調香師』(群像社、2015年、320頁) |
【論文】竹内 ナターシャ 氏 | 「ソログープ『光と影』における影絵あそびとしての「演劇」の役割:「子供」と「変容」のテーマの繫がり」(『ロシア語ロシア文学研究』第47号) |
講 評(『ロシア語ロシア文学研究』第48号に掲載) | |
受賞者のプロフィールと受賞のことば |
日本ロシア文学会大賞
諫早 勇一 氏 | 授賞理由(短縮版) 第3回日本ロシア文学会大賞は、諫早勇一氏(同志社大学名誉教授、現在名古屋外国語大学中央図書館長・教授)に授与されることに決定した。 授賞の理由は、諫早氏が(1)ロシア文学の先駆的研究、(2)大学におけるロシア語教育、(3)学会運営の革新と充実、という三つの分野のすべてにおいて多大な貢献をしたということである。 (1)諫早氏は研究者としての経歴の初期から、従来の伝統的なロシア文学研究の世界では手薄であった比較文学的アプローチを積極的に試みるとともに、亡命文学研究の分野において先駆的な業績を次々に挙げてきた。特に、それまで事実上英語文学の専門家の領域と見なされていた亡命作家ナボコフを、初めて本格的にロシア語ロシア文学の専門家の側から研究の対象とした功績は研究史上画期的である。諫早氏の亡命ロシア研究はさらに、個別の作品・作家研究のレベルを超えて、亡命ロシア人の都市としてのパリ、プラハ、ベルリンなどを次々に研究対象として重要な著作を次々に刊行し、常に日本における亡命ロシア文化研究を主導してきた。 (2)諫早氏は1991年に同志社大学に赴任後、2013年に定年退職するまで、同大学におけるロシア語教育の発展に大きく貢献した。とりわけ1993年に同大学言語文化研究センター教授に就任以降、第2外国語としてのロシア語教育に尽力した結果、1000名を超える驚異的な数の受講生を擁するロシア語教育体制を作り上げた。その波及効果は広く関西圏全体に及び、同志社大学は関西圏のロシア語教育普及のための大きな原動力となった。 (3)諫早氏は、日本ロシア文学会の中核的な会員として、1997年から理事、監事、学会賞選考委員、学会誌編集委員、関西支部長などの要職を歴任した後、2009年から6年間にわたって副会長を務めた(さらに2011年からは、2年事務局長も兼任するという激務をこなした)。副会長の時代には様々な新機軸の実現に尽力した。 諫早氏はこれらの多面的かつ精力的な仕事を通じて同僚たちを鼓舞し、後進の世代にとって輝かしい導きの星となってきた。このような優れた研究者・大学人は日本ロシア文学会の誇りとするところであり、第3回日本ロシア文学会大賞を同氏に贈ることは、選考委員会にとって大きな喜びである。 |
授賞理由(正式版)と受賞のことば | |
日本ロシア文学会大賞選考委員会 |
北海道大学大学院文学研究科 准教授の公募のお知らせ
北海道大学大学院文学研究科では、「ロシア語学」の分野で准教授1名(採用日:平成29年4月1日)を公募しています。
詳細については、下記の北海道大学ホームページをご覧下さい。
以上
神戸市外国語大学 専任教員の再公募のお知らせ
ご応募をお待ちしています。
神戸市外国大学
国際会議「ロシア文学:文化・民族的伝統の対話」
2016年10月13---15日にエカテリンブルグで国際会議「ロシア文学:文化・民族的伝統の対話」が開催されます。
エントリーの締め切りは2016年8月末です。日本からの参加者を歓迎するとのことです。
2016年度日本ロシア文学会北海道支部会のお知らせ
公開シンポジウム「セルボクロアチア語の在りし場所」のお知らせ
詳しくは添付のチラシをご覧ください。皆様のご来場をお待ちしています。シンポジウム7-17.pdf
東北支部 2016年研究発表会のお知らせ
東北支部 2016年研究発表会のお知らせ
東北支部 2016年研究発表会が以下のとおり開催されますので,ご案内いたします。
日時:2016年7月2日(土)
会場:岩手県立大学アイーナキャンパス 学習室3
(盛岡市盛岡駅西通1-7-1 岩手県民情報交流センター(アイーナ)7F)
詳細は次のプログラムをご覧ください:東北支部研究発表会2016.pdf
以上
関西支部 2016年春季研究発表会・総会のお知らせ
ご案内いたします。
日時:2016年6月11日(土)
以上
関東支部春季研究発表会のお知らせ
ナザランカ・カチャリーナ(東外大院) ジェンダー的視点から見たトルストイと有島―『アンナ・カレーニナ』と『或る女』を中心に
安野直(早大院) リュドミラ・ウリツカヤ短編作品群における国家と性の表象
(司会:沼野恭子)
五月女颯(東大院) イリア・チャウチャワゼの「グルジア」
阿佐遼平(東大院)『婚礼』と“ポーランド人”の民族性―エスニックな感情の源泉と行方
木原槙子(東大院) ポーランド・ロマン主義における「バラードマニア」―浪漫性とバラードをめぐる議論を通して
14:30-15:00
畔柳千明(東大院) 北京宣教団とイアキンフ・ビチューリン
15:00-15:30
早川萌(東大院) 画家イリヤ・レーピンの滞仏期作品を再評価する試論
細川瑠璃(東大院)フロレンスキイの天動説 ―無限と不連続性を中心に―
16:30-17:00
宮内拓也(東外大院)ロシア語名詞句の統語構造と名詞句内の要素の語順
阿出川 修嘉(東外大院)現代ロシア語におけるモダリティとアスペクトのカテゴリーに関する一考察:可能性のモダリティと体のカテゴリーの相関関係について
特別講演 望月哲男氏「ドストエフスキーと古儀式派」
望月哲男氏
(ロシア文学者・北海道大学名誉教授・日本ロシア文学会会長)
ドストエフスキーと古儀式派
――『カラマーゾフの兄弟』の教会裁判論を入り口に――
コメンテーター:亀山郁夫(名古屋外国語大学学長)
司会:沼野充義(東京大学教授)
日時:2016年5月13日(金) 16:30-18:30(開場16:00)
場所:東京大学本郷キャンパス内 山上会館 2F大会議室(定員120名)
交通:地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」、南北線「東大前」、千代田線「根津」などから徒歩10-12分。
無料・事前予約。専門的関心をお持ちの方のご来聴を歓迎します。予約は不要ですが、満席の場合は立見をお願いすることもありますので、予めご了承ください。
詳細HP: http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~slav/04event/lecture.html
この3月で長年の勤めを終え、多大な功績を残して北大スラブ研究センターを退任された望月哲男先生の記念最終講義は、3月末に札幌で盛大に行われました。しかし、北海道まで行くことができず、講義を聞けなかったため残念がっている人たちが東京近辺にたくさんいます。
そこで、別途東京で機会を設けるため、望月氏の母校で特別講演を開催する運びとなりました。終了後は望月さんを囲んで懇親会を行いますので、心行くまでご歓談いただければと思います。皆様のご来場をお待ちしております。
なお、講演は予約不要で、どなたでも自由に先着順に入場していただけますが、万一、満席の場合は立見をお願いする場合もありますので、予めご了承いただければ幸いです。
懇親会につきましては、当日参加も席に余裕のある限り受け付けますが、できるだけ事前に予約をお願いします。
懇親会
講演終了後 午後7時-- Bistro Kouzo (ビストロ・コウゾウ)
文京区湯島4-6-17(講演会場から徒歩10分)、電話050-7300-4250
会費6000円(非常勤職・博士課程の方4000円、修士・学部学生の方2000円)
http://r.gnavi.co.jp/6v50yz8x0000/map/
予約は専用メールアドレス:slav.lecture■gmail.comまで(■はアットマーク)
講演趣旨(講師より)
『カラマーゾフの兄弟』の1部2編5章に登場する教会裁判論は、国家と教会の包摂関係や役割分担にかかわる議論として同時代性を持つと同時に、重要なテーマ提示機能を担っていると思われます。それはまず宗教的共同体の本質とは何か、教会と社会のかかわりはどうあるべきかという、作品の中心的関心に通じています。また同じく作品に通底する裁きのテーマ、包摂と排除のテーマ、さらに許しや寛容の問題とも関係しているように見えます。ではこの話題は、同じくロシア教会の関心事だったラスコール(教会分裂)および古儀式派の問題とどう関連するでしょうか? 講演では、この教会裁判論を入り口として、ドストエフスキーのラスコール観を語ってみたいと思います。
講師プロフィール
望月哲男(もちづき・てつお) ロシア文学者、1951年静岡市生まれ。元北海道大学スラブ研究センター長。北海道大学名誉教授、現在日本ロシア文学会会長、国際ドストエフスキー協会(International Dostoevsky Society)副会長。
ドストエフスキー研究を出発点に、19世紀から現代の最先端の作家ソローキンに至るまで、近現代のロシア文学の研究・翻訳に精力的に携わってきた。また北海道大学スラブ研究センターを拠点に、数々の国際シンポジウムなどを手がけ、世界的なロシア文学研究者ネットワークの構築に貢献、いくつもの共同研究プロジェクトのリーダーを務めてきた。最近は古典の翻訳にも意欲を示し、ドストエフスキー、トルストイ、プーシキンなどの清新かつ正確な新訳が高く評価されている。新訳『アンナ・カレーニナ』(光文社古典新訳文庫)は、ロシア科学アカデミー「プーシキンスキー・ドーム」が制定した「最優秀ロシア文学翻訳賞」(2010年度)を授与された。
主催:科学研究費 基盤研究(A)25243002「越境と変容―グローバル化時代におけるスラヴ・ユーラシア研究の超域的枠組みを求めて」
共催:東京大学文学部スラヴ語スラヴ文学研究室・現代文芸論研究室
問い合わせ先:スラヴ語スラヴ文学研究室 03-5841-3847
会場地図:
神戸市外国語大学ロシア学科専任教員の募集について
(通訳翻訳学・コミュニケーション学)の募集について
以上
染谷茂『ロシア語文法夜話 The Practical Study of Russian』
研究社『ロシア語辞典』編集者の一人である、故・染谷茂先生の本が出版されました。タイトルは『ロシア語文法夜話 The Practical Study of Russian』で、揺籃社から出版されています。(価格は¥2,500+税、248ページ)
この本は『染谷茂文法小話 Русский язык в моей жизни』という書名で1979年に美顕プリンティングから出版されたもの(絶版)に新たに2編の論文を加え、日本語表記の旧字体を新字体に改めたものです。
国際会議「世界の文化的コンテクストにおけるロシア文芸」
2016年4月17--20日、モスクワ近郊にてドストエフスキー基金主催の国際会議「世界の文化的コンテクストにおけるロシア文芸」があります。応募締切は2016年3月15日です。
大阪大学大学院特任教員(ロシア語)募集のお知らせ
【変更あり】シンポ「今、ロシア文学を考える」
【日時】2016年3月11日(金)14:30--17:30
【場所】東京大学駒場キャンパス (旧)18号館1階メディアラボ→(新)アドミニストレーション棟 学際交流ホール
【使用言語】ロシア語(同時通訳付き)
【その他】入場無料・事前予約不要
新しい詳細はこちらをご覧ください。シンポジウムチラシA4会場等変更.pdf
朗読劇『ディブック――二つの世界のはざまで』
《ポーランド文学古典叢書》第5巻
西成彦編『ディブック/イヴォナ』(未知谷)刊行記念企画
シアターXカイ特別提携公演
dybbuk projekt
朗読劇『ディブック――二つの世界のはざまで』(S・アン=スキ作、赤尾光春訳)
日時:2016年2月4日(木)/5日(金)18:00--20:45(開場は開演の30分前)
場所:劇場 東京・両国 シアターX(カイ)
参加費:無料(各回につき定員160名)
予約受付:070-5350-1972 / e.pithecanthropus[at]gmail.com(atは@に変換してください)[赤尾]
詳細:http://jjsk.jp/news/2015/12/15/dybbuk-projekt/
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S・アン=スキ『ディブック』の刊行を記念して
2015年10月、ポーランド文学古典叢書第5巻として『ディブック/イヴォナ』(西成彦編、赤尾光春・関口時正訳)が刊行されました。『ディブック』とは、ユダヤの民間伝承に伝わる悪霊伝説を下敷きに、前世の契りによって結ばれた若い男女が辿る悲劇を描いたユダヤ演劇史上もっとも有名な戯曲です。
1920年にワルシャワでイディッシュ劇団による初演が好評を博し、1922年にはモスクワでヘブライ語劇団による上演が大反響を呼んで以来、この作品は、英語、ドイツ語、ロシア語、フランス語、ポーランド語、ウクライナ語、スウェーデン語、ブルガリア語、ルーマニア語、エスペラント語などに翻訳されて上演され、世界中の観客を魅了してきました。その反響は遠く日本にも及び、1930年(昭和5年)には、「ディブツキ」(エス・アンスキイ作)として『世界戯曲全集』(世界戯曲全集刊行會)の第39巻(西班牙・猶太劇集)に収録されています。今回の翻訳は実に85年振りの「再訳」にして、イディッシュ語による戯曲テクストの日本語訳としては初の試みとなります。
『ディブック』は、とくにロシア演劇界の鬼才Y・ワフタンゴフ演出による「ハビマ座」の上演(ヘブライ語)が世界演劇史上に残る伝説的な舞台の一つとなり、これを観たソ連映画界の巨匠セルゲイ・エイゼンシュタインは生涯忘れ得ぬ経験の一つに挙げ、ドイツ演劇界の「皇帝」マックス・ラインハルトは「これは演劇ではない、神の礼拝だ」と述べています。また、映画、ラジオ、テレビ、オペラ、バレエなどに次々と改作され、バレエ作品『ディブック』にはレナード・バーンスタインが楽曲を提供しています。
このようにユニークな遍歴を辿った作品の日本語訳の刊行を記念して、朗読劇『ディブック』の上演と東欧ユダヤ音楽の演奏会(シアターX)を開催いたします。さらに公演最終日の翌日(2月6日[土])には、記録映画の上映とシンポジウム「越境するユダヤ演劇」(東京大学本郷キャンパス)も予定しています。
このたびの企画が、失われた東欧ユダヤ世界の豊穣な文化のみならず、演劇がもつ文化的越境の可能性に触れていただける機会となれば幸いです。
dybbuk projekt代表 赤尾光春
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主催:文部科学省・科学研究費・基盤研究(B)「「ユダヤ自治」再考――アシュケナージ文化圏の自律的特性に関する学際的研究」(研究代表者:赤尾光春)
共催:大阪大学文学研究科ドイツ文学研究科
協力:未知谷、神戸ユダヤ文化研究会
本企画はJSPS 科研費 26284115 の助成を受けて実施するものです。
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プログラム:
第1部(18:00--18:50)
解説:「『ディブック』の文化的背景について」
赤尾光春(大阪大学)
演奏会:「東欧ユダヤ音楽とハシディズムの旋律(ニグン)」
ドレイデル・トリオ
クラリネット:樋上千寿(オルケステル・ドレイデル)
アコーディオン:秦コータロー
歌:赤尾光春
第2部 (19:00--20:45)
朗読劇:『ディブック――二つの世界のはざまで』
演出:鈴木径一郎(sputnik.)
出演:岸本愉香(sputnik./第2劇場)、宮本荊(LifeR)
石田雅章(劇団イシダトウショウ)
濱本直樹(DanieLonely)
江本真里子、小中太、赤尾光春
三谷惠子
ロシア文学会会費について
(正会員向け)
(2020年8月28日)日本ロシア文学事務局
日本ロシア文学会事務局
〒060-0809
札幌市北区北9条西7丁目
スラブ・ユーラシア研究センター
安達大輔研究室内
yaar@yaar.jpn.org
(2004年2月-2010年5月)は
こちらからご覧頂けます。
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富山大学名誉教授
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