掲載依頼情報

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関西外国語大学・学生たちの活動について

関西支部会員である柚木かおり氏より、以下のご報告を頂戴しましたので、ここに掲載いたします。(サイト管理者)

「関西外国語大学の第2外国語「ロシア語」クラスでは、単位取得後もロシア語検定受験のために勉強を続けていた学生4名が、震災後のロシアの報道や私信をロシア語で読んできました。ロシアの政府と国民の善意に打たれ、学生の発案で、救助隊帰国直前から、支援への感謝を示し両国の友好関係の発展を祈って千羽鶴を折り始めました。新学期履修生22名もこれに加わり、「ロシア国民の皆様へ」という手紙をひとりずつ書き、千羽鶴と一緒に5月21日に在大阪ロシア連邦総領事館に届けました。まだロシア語も覚つかず、伝える具体的な相手も持たない学生たちが、Спасибоという一言だけでも伝えたいという思いで行動した結果です。
総領事館での贈呈式の模様は、タス通信の次の記事で紹介されております。
http://www.itar-tasskuban.ru/news/article?type=society&i=10716
(一旦URLをコピーのうえ、アドレスバーに貼り付けてからご覧ください)
注意:文中では大学名が「関西大学」と誤表記されています。」

オクムラ宅「かもめ」

オクムラ宅 第二回公演『かもめ』四幕の喜劇

「築八十年の民家ギャラリーで5プードの恋」
誤読と拡大解釈、俳優への信頼を武器に岸田國士の名作「紙風船」を台詞・配役はいっさい変えないまま全く違うテイストの2バージョンに作り上げたオクムラ宅がチェーホフの名作『かもめ』に挑む。

■作 アントン・チェーホフ

■訳 堀江新二

■演出 奥村拓

■出演 上松頼子(風花水月)、泉政宏(今夜はパーティー/シンクロ少女)、名嘉友美(シンクロ少女)、宮崎雄真
中田麦平、鈴木亜衣、吉岡そんれい、yeye、赤澤涼太(今夜はパーティー)、村上佳久、奥村拓
山森信太郎(髭亀鶴)

■WEBサイトhttp://okumurataku.com/

■タイムテーブル
6月17日(金)19:00
18日(土)13:00 / 18:30
19日(日)13:00 / 18:00
20日(月)19:00
21日(火)19:00

■チケット 前売2,000円、当日2,500円

■ご予約・お問合せokumurataku@gmail.com

■会場「ゆうど」とは――古材や和紙、土壁などの自然素材を使って、井戸の湧く、築80年の民家を再生。庭や、三和土、空間もステージとし、違和感なく、全てのものが溶け込む空間として展示会・ライブなどが行われる。

ゆうど(目白駅より徒歩5分の民家ギャラリー)
住所:〒161-0033 東京都新宿区下落合3-20-21

コレクションに見るロシア演劇のモダニズムとアヴァンギャルド

 演劇博物館では特別展「コレクションに見るロシア演劇のモダニズムとアヴァンギャルド」を開催中です。芸術座、バレエ・リュス、ワフタンゴフ、カーメルヌイ劇場からキャバレーまで、演博の宝物が総出の見ごたえのある展示です。皆様どうぞ足をお運びください。なお、3月1日―27日と、昨年のメイエルホリド展よりかなり期間が短くなっておりますのでご注意ください。

 3月11日(金)には、この展示の演劇講座として早稲田大学名誉教授・川崎浹氏に「チェーホフとロシア・アヴァンギャルド」と題する講演をいただきます。皆様のご来聴を歓迎いたします。

 早稲田大学演劇博物館企画展
 「コレクションに見るロシア演劇のモダニズムとアヴァンギャルド」
 日時 2011年3月1日から3月27日
 10:00―17:00、火・金は19:00まで開館
 会場 企画展示室II
 会期中の休館日 3月20・21日

 主な展示品
 1904年モスクワ芸術座ポスター;モスクワ芸術座ポストカードコレクション;ゴンチャローワ、ラリオーノフ、バクスト オリジナル版画;初版『悲劇ウラジーミル・マヤコフスキー』『太陽の征服』他未来派関連資料;1914年こうもり座ポスター;バレエ・リュスプログラム類、写真類;セルジュ・リファールのバレーシューズ;アンナ・パヴロワ日本公演関連資料;ステンベルグ兄弟によるカーメルヌイ劇場のポスター 他多数

 演劇講座「チェーホフとロシア・アヴァンギャルド」
 講師 川崎浹(早稲田大学名誉教授)
 日時 2011年3月11日(金)14:30〜16:00
 会場 早稲田大学8号館3階308教室
 主催 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
 入場無料・予約不要

 講演概要
 ロシア未来派は一九一二年にマヤコフスキイとブルリュークが中心になって文集『社会の趣味への平手打ち』を刊行した。その中でかれらは「古い文学は現代の汽船からほうり出せ」と言って、トルストイ、ドストエフスキーからレーミゾフ、ブーニンに至るまでの著名な作家たちの名をあげているのだが、不思議なことにチェーホフの名が書かれていない。以前から私はこのことが気になっていたので、ロシア・アヴァンギャルドとチェーホフの繋がりを探ってみることにした。