掲載依頼情報

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劇団地点『かもめ/桜の園』(演出:三浦基,訳:神西清)

劇団地点『かもめ/桜の園』(演出:三浦基,訳:神西清)

京都を拠点に国内外で活躍する劇団地点は実験的な構成と演出、優れた身体性で
高く評価されています。
12月に2週にわたって東京・吉祥寺にてチェーホフ作品の公演を行います。

彼らはこの6年ほどほぼ毎年ロシアをはじめ各国に招待され、
ロンドンオリンピックの際にはグローブ座でのシェイクスピア全作品を
異なる国の劇団で上演する際にも委嘱されました。

特に『かもめ』はヤロスラヴリ、ヴラジーミル、オムスクの各国立ドラマ劇場、
サンクト・ペテルブルグのボリショイドラマ劇場で公演を行い、好評を
博したものの凱旋公演です。

本拠地アンダースローで上演を重ね、ロシアをはじめ世界各国を旅してきた
レパートリー2作を一挙上演。
地点のクラシックともいえるチェーホフシリーズ、8年ぶりの東京公演。
どうぞお見逃しなく!

地点『かもめ/桜の園』(作:アントン・チェーホフ 翻訳:神西清)

演出:三浦基
出演:安部聡子、石田大、小河原康二、窪田史恵、河野早紀、小林洋平
美術:杉山至
照明:藤原康弘
音響:堂岡俊弘
衣裳:堂本教子
舞台監督:大鹿展明
宣伝美術:松本久木
制作:田嶋結菜
主催:合同会社地点
共催:公益財団法人 武蔵野文化事業団

■日時:開演時間 19:30   *開場は開演の30分前
『かもめ』 12月13日(火)、14日(水)、15日(木)、16日(金)、17日(土)
『桜の園』 12月20日(火)、21日(水)、22日(木)、23日(金)、24日(土)

■会場:吉祥寺シアター 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-22 TEL 0422-22-0911

■チケット料金(全席自由席・整理番号付)
一般 前売3500円 当日4000円
学生 前売3000円 当日3500円

2演目セット券 一般6000円 学生5000円
*前売のみ、地点のみ取扱

アルテ友の会会員・武蔵野市民(在勤可) 3,150円
*前売のみ、武蔵野文化事業団のみ取扱

■チケット取扱
地点  TEL 075-888-5343(平日10:00-18:00)http://chiten.org/reservation/
武蔵野文化事業団  TEL 0422-54-2011 https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-t/
チケットぴあ TEL 0570-02-9999[Pコード:453-968] http://t.pia.jp/
ローソンチケット TEL 0570-000-407 http://l-tike.com/kmmsrs/  [Lコード:32596]

■お問合せ
合同会社地点 京都市左京区北白川久保田町64-22
TEL 075-888-5343 MAIL info@chiten.org

劇団銅鑼 「彼の街」ーチェーホフ短編集よりー

劇団銅鑼 創立45周年記念公演第1弾
「彼の街」ーチェーホフ短編集よりー

作 青木豪 演出 大谷賢治郎(company ma)
2017/03/15-20 六本木・俳優座劇場

チケット発売日 12月15日(木)10時ー
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)

詳細はこちらからご確認下さい。

多民族国家ロシア―少数民族語とロシア語のせめぎ合い―

講演会のお知らせ:神奈川大学横浜キャンパス

講師 田中孝史 氏
   東京外国語大学特別研究員

12月12日(月)
13:00―14:30  23-309講堂
「多民族国家ロシア少数民族語とロシア語のせめぎ合い
 外国語学部国際文化交流学科主催講演会

12月12日(月)
14:4016:10  20-215講堂
「少数民族の言語を研究するマリ語(ロシア連邦)を例として
 神奈川大学人文学会主催講演会

無料・事前登録不要・来聴歓迎

神奈川大学 横浜キャンパス
東急東横線「白楽駅」下車 徒歩13分

〒221-8686 神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1
TEL : 045-481-5661(代)

お問い合わせ 外国語学部国際文化交流学科・堤正典
ku.russky@gmail.com

どちらも学部学生向けではありますが、ご興味をお持ちの方はどうぞお越しください。

ニキータ・アレクセーエフ、作品と日本について語る

公開セミナー「ニキータ・アレクセーエフ、作品と日本について語る」

ロシアの著名な現代美術作家ニキータ・アレクセーエフ氏をお招きし、日本文化との出会い、70年代ソ連における日本文化(芸術、文学、思想、映画)の流行、ご自身の創作を中心とするロシア現代芸術への日本文化の影響についてお話を伺います。

本セミナーは、千葉大学文学部(国際言語文化学コース)の専門科目「ロシア
文学演習」の一環として開催され、セミナーはロシア語で行われ、日本語への通訳は部分的なものとなりますが、専門的な関心をお持ちの方を主な対象として公開いたします。

 日時:2016年12月14日(水)14:30-15:30 (開場 14:20) 
 予約不要・入場無料 
 講演者:ニキータ・アレクセーエフ(現代美術作家) 
 司会:鴻野わか菜(千葉大学文学部・准教授) 
 使用言語:ロシア語

会場:千葉大学西千葉キャンパス 千葉大学文学部棟2階演習室21 
千葉市稲毛区弥生町1?33 (総武線各停「西千葉駅」より徒歩8分、京成「みどり台駅」より徒歩5分) 

西千葉キャンパス構内図 http://www.chiba-u.ac.jp/campus_map/nishichiba/

問い合わせ先:鴻野わか菜
E-mail: kono@chiba-u.jp (@を半角に変えて下さい)

主催:千葉大学文学部

*本セミナーは、科学研究費基盤研究(C)「現代ロシア文化における文学と視覚芸術の相互的影響の解明」の助成を得て開催されるものです。

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〈ニキータ・アレクセーエフ氏略歴〉
1953年、モスクワ生まれ。芸術家と交流の深かった両親の影響で、美術作家ドミートリー・クラスノペフツェフ、オスカル・ラビン、アナトーリー・ズヴェーレフらを早くから知り、1967年にミハイル・ロギンスキーの作品を見て深い影響
を受ける。
1964 年から 76年にかけて、スリコフ記念美術大学付属中学校、 1905年記念美術学校、印刷芸術大学等で学んだ。1969年にアンドレイ・モナスティルスキー、ニコライ・パニトコフ、レフ・ルビンジュテインらと知り合い、美術、ジョン・ケイジなどの現代音楽、現代詩、禅や仏教をはじめとする東洋文化への関心を共有し、芸術家グループを形成した。1970年代初頭には、イリヤ・カバコフ、イワン・チュイコフらとも交流を重ねた。

1970年代半ばから、モナスティルスキー、パニトコフらと共に、ソ連体制下の管理された都市空間を離れて郊外でパフォーマンスを行う〈集団行為〉の活動を展開。70年代末には、ムハモール・グループ、ワジム・ザハーロフ、ユーリー・アリベルトらとも交流している。

1982年から84年にかけてモスクワの自宅のワンルーム・マンションをインスタレーションに変えるグループ展を開催し、それを〈APTART〉(〈Apartment〉と〈Art〉から成る造語)と名づけた。アレクセーエフの〈APTART〉は、ソ連の非公認作家が居住空間でしか作品を展示できないという状況に焦点を当てた政治的メッセージ性を持つもので、〈集団行為〉とは別の方法で都市空間の統制を問題化するアクションだった。

1987年にはフランスに移住。パリでグラフィックの連作やアーティスト・ブックを制作したが、1993年に帰国。ギリシャ、モンテネグロ、イタリアなどのレジデンス先やモスクワで、詩のような断片的なテクストをかきこんだ水彩画、アクリル画の連作を多数制作している。

創作テーマは多岐に渡るが、代表作に、日本の伝承「箒木」に基づいた連作ドローイングがある。ソ連では1960?80年代にかけて日本文化が一大ブームとなり、多くのソ連人が日本への「精神的な亡命(内的亡命)」をソ連の過酷な日常を乗り切る手段としたが、アレクセーエフ氏も日本文化を深く愛し、自伝的著書『記憶の連なり』(モスクワ、新文学展望社、2008年)等にも日本の古典・宗教・文化・伝承についての言及が多数見られる。2017年には、日本数カ所での初の展示を予定している。