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2020年10月の記事一覧

会誌『ロシア語ロシア文学研究』第53号への投稿エントリーについて


会誌『ロシア語ロシア文学研究』第53号(2021年10月刊行予定)への投稿希望者(研究論文,書評ならびにパネル報告など)は,
2020年11月30日(月曜日)24時までに以下の要領でエントリーしてください。エントリーがない場合は投稿できません。

すでに口頭発表したものでも,エントリー用紙にその旨が明記してある場合は,審査の対象となります。

申し込みに際しては,「エントリー用紙」を以下よりダウンロードして必要事項を記入し,電子メールに添付して,下記のアドレス宛にお送りください。


送付先(編集委員会):
editor@yaar.jpn.org

なお「査読用原稿」の提出期限は,2021年1月31日(日曜日)24時です。
エントリーされた方には,追って査読用原稿の提出の仕方についてご連絡差し上げます。

2020年10月26日
日本ロシア文学会 編集委員会

北海道スラブ研究会開催のご案内

北海道スラブ研究会は研究者と一般の人々との連携を深めることを目的とした会です。
今回はヨーロッパ、特にポーランドの言語政策を中心に研究をされている貞包和寛(さだかね・かずひろ)先生にご講演をお願いします。
開催はZoomによるオンラインですが、会場でご参加いただくことも可能です。詳細は下記をご覧ください。

日 時:2020年11月5日(木)16:30-18:00
報告者:貞包和寛(東海大学、東京外国語大学非常勤講師)
題 目:ポーランドの政策とシロンスク問題:多元主義政策によるマイノリティの疎外
概 要:2005年に成立したポーランドの「マイノリティ法」の問題点を、シロンスク地方を題材に分析していこうと思います。
最終的には、マイノリティを保護するための政策が、実際にはマイノリティを疎外するために使用されることがあるという結論を導きます。
司 会:野町素己(SRC)

開催方法:Zoomによるオンライン
参加方法:以下のURLから参加登録をお願いします。
https://forms.gle/uBsU9iZNwDo81UCX7
*当日はスラブ・ユーラシア研究センター大会議室から中継します。現地会場での参加を希望される方は下記連絡先までご連絡ください
(なお新型コロナウイルス感染症拡大の状況を考慮して、先着10名様までとさせていただきます。ご理解に深謝申し上げます)。

登録期限:10月30日(金)12:00pm(Zoom・現地参加ともに)

連絡先:adaisuke*slav.hokudai.ac.jp (*をアットマークに換えて送信してください)

http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/jp/seminors/slav/slav-info.html

日本学術会議会員任命をめぐる問題についての声明

この度の、日本学術会議会員任命問題につき、日本ロシア文学会理事会で審議した結果、理事会および会長名で、以下の声明を出すことといたしました。よろしくお願いいたします。

2020年 10月10日 日本ロシア文学会会長 三谷惠子


日本学術会議会員任命をめぐる問題について

 先般、日本学術会議より第25期会員候補者として推薦された105名の研究者のうち6名が、内閣総理大臣により任命されない事態が生じました。任命されなかった6名の研究者はいずれも、優れた研究実績を持ち、日本学術会議法第十七条に定められた選考基準に基づき適切に推薦された方々であると認識しています。
 これらの研究者が任命されなかったことについて、多くの学術団体や教育機関をはじめ、諸方面から根拠の開示と、6名の任命を求める声が上がっていますが、いまだ明確な説明もないまま、政府は、内閣総理大臣による、6名を除外した会員任命を、既決の事項とする態度を変えていません。
 このような事態は、学術の政治からの独立性を脅かすものであり、ひいては憲法で定められた思想や表現の自由に対する重大な脅威であると考えます。
 日本ロシア文学会は、文化の健全かつ自由な発展をめざす人文系の学会であり、その運営を預かる同学会理事会は、この事態を深く憂慮し、10月2日付で日本学術会議から出された「第25期新規会員任命に関する要望書」にあるとおり、推薦した会員候補者が任命されない理由の説明ならびに速やかな任命を求めます。


令和2年10月10日
日本ロシア文学会理事会
会長 三谷惠子