学会からのお知らせ Мероприятия ЯАР

2014年2月の記事一覧

松下隆志会員に育志賞

このたび、松下隆志会員(北海道大学大学院文学研究科)が第4回(平成25年度)
「日本学術振興会 育志賞」を授賞しました。

同賞は、わが国の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士課程
学生の顕彰を目的として、平成22年度に天皇陛下の御下賜金をもとに創設されたもの
で、受賞者には学業奨励金が授与される他、特別研究員への採用の道も開けています。

今回の受賞者は総計18名、うち社会系3名、人文系1名で、かなりの難関。松下会員
は、現代世界の主流となっている各地のポストコロニアル文学や、脱構築主義以降の
芸術論・文化論一般を踏まえながら、現代ロシア文学を「世界文学」のコンテクストに
位置づけて研究してきた蓄積と、ウラジーミル・ソローキンの作品翻訳における
チャレンジングな姿勢が評価されたものと思われます。

同賞は所属大学長による推薦と所属学会長による推薦を受け付けており、本会では昨年
初夏に、沼野充義前会長のもとで松下会員を推薦しておりました。このたびの受賞は
ロシア文学会にとっても名誉なことです。松下会員の健闘を称えると同時に、学会の
活力の証として、ともに喜びたいと思います。(学会執行部)

育志賞関連サイトhttp://www.jsps.go.jp/j-ikushi-prize/kettei_2_h25.html

「日本ロシア文学会大賞」発足のお知らせと候補者推薦のお願い

「日本ロシア文学会大賞」発足のお知らせと候補者推薦のお願い

2014年2月1日
日本ロシア文学会会員各位

寒さが続きますが、皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。

さて日本ロシア文学会ではこのほど、従来の新進・若手の研究者を対象とした「日本ロシア文学会賞」に加え、それより上の世代の研究者、会員の方を受賞対象とする「日本ロシア文学会大賞」を設けることになりました。ロシア語、ロシア文学、ロシア文化の研究、教育、普及、翻訳に携わり多大な業績をあげられた会員の功績を顕彰し、さらなる活躍のための活力としていただくことを願ってのものです。

2013年11月の日本ロシア文学会総会でこの賞を設けることが決まり、「日本ロシア文学会二葉亭四迷賞」という仮称のもとにその内規が承認されました。その後2013年12月の理事会でこの内規に従って選考委員会が発足し、理事会より実施細則の作成がこの選考委員会に委ねられました。選考委員会では、この程同封(別掲)のような細則を作成し、第1回(2014年度)の推薦募集と選考を行う運びとなりました。また、これと並行して、賞の正式名称について検討を続けてまいりましたが、作家名の使用についてはさらに時間をかけて考えるべき事情も残っているため、今回、執行部、選考委員会で協議し、「日本ロシア文学会大賞」の名前で出発することになりました。合わせて「内規」の文言にも一部修正があります。重ねてご報告いたします。

つきましては、会員各位には、下記により、この賞の受賞にふさわしい候補者をご推薦くださいますよう、お願い申し上げます。


1同封(別掲)の「日本ロシア文学会大賞に関する内規」「日本ロシア文学会大賞 細則」に従って推薦する。
2推薦書は同封(別掲)の「推薦書書式」を用いて作成する。(この書式は次のリンク先からダウンロードできます:20140129_award_rcm.doc
3推薦書は下記の日本ロシア文学会事務局宛に郵送あるいはメール添付で送付する。(封筒の表書きあるいはメールの標題に、推薦書であることが分かるよう明記してください。また確認のため、受領後できるだけ早く事務局より連絡しますのでご注意ください。)
42014年度の受賞者の推薦は、同封(別掲)の「日本ロシア文学会大賞 細則」「1.推薦手順」(2)項の規定にも拘わらず、2014年2月10日から4月10日の間に行うものとする。

日本ロシア文学会会長 望月哲男
日本ロシア文学会大賞選考委員会委員長 佐藤昭裕

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日本ロシア文学会事務局 連絡先
郵 送:〒162-8644 新宿区戸山1-24-1 早稲田大学文学学術院 坂庭淳史研究室内
メール:sakaniwa@y.waseda.jp
推薦書式: 20140129_award_rcm.doc
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