学会からのお知らせ Мероприятия ЯАР

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関西支部 2020年 秋季総会・研究発表会のお知らせ

関西支部 2020 年 秋季総会・研究発表会のお知らせ


次の要領で関西支部 2020年 秋季総会・研究発表会が行われます。

日時:2020年 12月12日15進行役:事務局
詳細は次のPDFファイルにてご確認ください:日本ロシア文学会 関西支部2020年秋季研究発表会のご案内

◇研究 発表 1
15時05分-15時55分(50分=発表40分+質疑10分)
発表者:中村唯史 氏
題目:「本多秋五『戦争と平和』論をめぐって」
司会者:高田映介 氏

◎15時55分-16時00分:休憩(5分)

◇◇
研究 発表 2
16時00分-16 時50分(50分=発表40分+質疑10分)
発表者:大平陽一 氏
題目:「越境するドストエフスキー:『白夜』の映画化についての雑談」
司会者:坂中紀夫 氏

◎関西支部の会員・会友ではない皆様もご参加いただけます(質疑での発言は、支部会員・会友と日本ロシア文学会の会員に限ります)。
◎なお、事前にお申し込みが必要です。 robunkansai@gmail.com


飯島周先生追悼シンポジウム

日本スラヴ学研究会では、チェコ文学やチェコの文化、またプラハ構造主義言語学を日本に広く紹介され、多大な業績を残された飯島周先生の追悼シンポジウムを12月5日(土)14時より、オンラインで開催いたします。関心のある方のご来聴を歓迎いたします。

詳細、および参加方法は、チラシをご覧ください。

飯島周先生追悼シンポジウム
日時 12月5日(土) 14時00分‐17時20分
開催方法 ZOOMによるオンライン開催


プログラム

・日本スラヴ学研究会2018/2019 年奨励賞表彰式

・開会の辞 三谷惠子(本会企画編集委員長)

・冒頭挨拶 ミラン・スラネッツ(駐日チェコ共和国大使館次席参事官)
 石川晃弘(日本チェコ協会/ 日本スロバキア協会会長)

・石川達夫(専修大学)「飯島周先生のお人柄とお仕事」

・長與進(本会会長)「チェコスロヴァキア軍団側から見たヤロスラフ・ハシェク」 

・ブルナ・ルカーシュ(実践女子大学)「厳重に監視された人間── O・シャインプフルゴヴァー『隔離」をめぐって」

・大平陽一(天理大学)「プラハ学派の戦後──ボガトゥィリョフとヤコブソンの場合」

・質疑応答

・閉会の辞 長與進(本会会長)

・司会 三谷惠子(本会企画編集委員長)

日本スラヴ学研究会:https://www.jsssll.org/



第70回定例総会・研究発表会と2019/2020年の学会をふりかえって

第70回定例総会・研究発表会(大阪大学・オンライン大会)と
2019/2020年の学会をふりかえって

日本ロシア文学会会長 三谷惠子
2020年11月5日

 日本ロシア文学会第70回定例総会・研究発表会は、10月31日、11月1日の2日間、オンラインで開催され、総会およびすべての研究発表を予定どおり終了しました。
 昨年の早稲田大学で行われた総会で、2020年70回大会は大阪大学を会場として開催すると決まり、以後、2020年大会実行員会の皆さんには、会場の下見、予約、プレシンポの計画など、今大会に向けた準備を始めていただいたところでした。しかしながら、今年の春先からの新型コロナウィルス感染症の拡大により、状況が一変しました。
 4月に行われた大会組織委員会・実行委員会合同委員会では、今大会の開催方法そのものが議論されました。その後、さまざまな意見交換を経て、7月の理事会でオンラインによる開催が決まり、同時に、実行委員会の中にオンライン班(班長中村唯史副会長)を設置して対応にあたることになった次第です。Zoomのミーティング形式による全国大会という前例のない事態に向けて、実行委員会・オンライン班、また広報委員会の本田晃子委員長には、8月から入念に準備を進めていただき、大会開催の前には参加者への事前の接続確認や、司会者・発表者との密な連絡も行なわれました。その結果、発表は全体にスムーズに行われ、発表者の研究への熱意がパソコンの画面からじかに伝わってくるような、充実した大会になったと思います。どの会場にも、30人から60人ほどの聴衆が集まり、非会員の参加も各会場に数名見られるなど、予想以上の盛会になったといえるでしょう。実行委員会、オンライン班、また当日に会場係としてご協力くださった会員の皆さんに、お礼申し上げます。
 今年度の学会大賞受賞者である中澤敦夫氏の受賞記念講演も、YouTubeでの公開という、これまでにない形となりましたが、こちらも多くの方々の協力によって実現しました。
 全国大会の意義は、たんに会員が研究発表を行うだけではなく、全国にいる会員が一同に集まって場を共有し、そこで研究者間の交流をより豊かにすることにあるでしょう。その意味で、オンライン発表会は、完全に通常の大会の代わりとはなりませんが、実際の出会いがない代わりに、どこにいても参加できる、移動の時間や交通費が不要、という利点もあり、すでに、来年もオンラインでやってほしいという会員の方の声も出ています。大会をオンライン化することは、全国大会の意義を根本から変えることになり、そのまま実現というわけにはいかないでしょうが、多くの学会や研究会でオンライン形式での講演会やワークショップが行われるようになった今、さまざまな活動や企画にオンライン形式を取り入れることは、今後の本学会の発展のためにも不可避の課題であると考えられます。その意味で、コロナ禍という不幸な出来事が原因であったとはいえ、オンライン開催となった第70回大会は、今後の学会の活動を広げる新たな可能性を示唆する、記念の大会になったと思います。
 2019/2020年の学会にも、いろいろな動きがありました。2020年にはいってからは、新型コロナ感染症のために、学会活動がさまざまな制約を受けましたが、編集委員会のご尽力により、学会誌52号は通常どおりのスケジュールで刊行されました。また、ホームページ上では、会員の皆さんの活発な情報発信が行われています。2020年の総会をもって、4年間事務局を預かってくださった野中進さんの任期が終了しましたが、後任を上智大学の秋山真一さんにお願いし、これからは、安達大輔さんとの二人体制で、学会運営の要である事務局をご担当いただきます。
 このように、多くの皆さんのご協力で着実に実績を積み上げている状況ですが、しかし同時に、本学会が今後の課題として取り組まなくてはならない課題がいくつかあるのもまた事実です。
 すでに会員各位に連絡があった通り、2019年末に発行された会員名簿に複数件の情報記載ミスが指摘されました。皆さんのご協力と、業務委託している勝美印刷の誠意ある対応により、大きな実害はなく、訂正版を作成してお手元に届けることができましたが、この問題は、これからの名簿配布のあり方について考えるきっかけとなりました。個人情報の管理がますます厳格化される世の趨勢、また紙媒体の名簿を多くの学会が廃止している現状の中で、本学会でも、紙媒体の名簿作成をどうするかが、今後の課題となっています。
 研究者コミュニティの縮小、とくに若手研究者の減少は人文系の研究分野が共通して抱える問題ですが、本学会でも、将来的に維持可能な支部体制のあり方や、大学院生、とくに修士課程在学中の学生さんの入会促進など、学会と、会員それぞれの研究領域の今後の持続的な発展のために、対策を真剣に考えるときに来ているように思われます。今後の理事会で具体的な対応を相談して参りますが、皆さんもこうした問題について、各支部へご意見をお寄せください。
 10月31日の総会で、2021年の大会は、筑波大学での開催と決まりました。多くの会員が、コロナ禍の中、現地調査や資料収集ができないなど、不自由な研究状況下にあることと思います。けれどもさまざまな通信手段を用いて資料や情報を得るなど、最大限の工夫によって研究成果を出していただき、来年の大会がそうした成果を互いに公開する、活気ある議論の場となることを祈念いたします。


PDF版

第11回国際学術実践会議コロレンコ記念研究会のご案内

第11回国際学術実践会議コロレンコ記念研究会・若手のためのコロレンコ記念研究会のご案内

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター(SRC)は、協定先のウクライナ・ポルタワ国立教育大学英語・世界文学学習法研究教育センター、およびウクライナ教育科学省、コロレンコ文学記念館との共催で近代文学についての国際会議を開催いたします。
会議は11月11日(水)・12日(木)の両日オンラインで開かれ、SRCからは以下の報告が行われます。

Адати Дайсукэ. Мелодрама и мелодраматическое в русской культуре тридцатых ? сороковых годов XIX века (к постановке проблемы)
Уэмура Масаюки. Образ казачества в художественной литературе: на примере произведений И. Котляревского и Н. Гоголя

プログラムや参加方法、連絡先等についてはリンク先をご覧ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。

2020年度 ナボコフ協会大会のおしらせ

2020年度の大会は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から従来の形式での開催を取りやめ、11月22日(日)にZOOMを使用したオンライン形式で開催します。ふるってご参加ください。(一般視聴歓迎・要申込・参加無料)

    総会:13:00-14:00
    大会:14:30-17:30
    シンポジウム「ナボコフとクロノトポス」
    講師:中村唯史(京都大学)
    講師:小西昌隆(獨協大学・非)
    講師:後藤篤(京都府立大学)
    司会・講師:寒河江光徳(創価大学)

 ※大会運営の都合上、今回の一般参加は事前申込制を取らせていただきます。一般参加を希望される場合は、11月15日(日)までに本HPの「お問い合わせ」から事務局までメールにてその旨をご連絡ください。(折り返し、参加方法をお知らせいたします。なお希望者多数の場合は先着順での受付となる場合がございますので、予めご了承ください。)

ナボコフ協会HP:
http://vnjapan.org/main/news.html